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反省するシニア 

2019年04月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:ウィーン

自分が若かった時、ウィーンフィルの人は、雲の上の人達といった見上げる存在であった。

ピアノ科はともかく、管楽器や弦楽器の先生達は、現役の団員だったり、引退なさった方だったりするので、それは当然であった。

そのうち、友人が団員と結婚したり、テレビで見かける団員は、一緒に演奏会に出たりした人だったり、世代が少しずつ変わっていった。


そして、今・・。

定年の年齢が65才だったろうか、現在のメンバー達は全員、私より遙かに若いのである。

それぞれの人達の、それぞれの背景があるだろうけれど、大半はウィーンの音大の卒業生だろう。

考えて見れば、彼らは私からみると、後輩にあたるのだ・・。


ウィーンフィルの演奏会は、ベーゼンドルファーのお店で弾いた直後だったので、母校の存在感を知らされた時だったし、改めてそのことに気付いて、ちょっと愕然とした。

祖国が違うのだから、その後の歩く道が違って当たり前なのだが、それにしても・・。

私は今まで、何て雑な人生を送ってきたのだろう、とつくづく思った。


今の自分の生活は、残念ながら一人になってしまった訳だし、考えて見れば、状況が学生時代とあまり変わらない。


70代は、もう一度学生気分に戻ってみようか。


新しく届いた、キムタクのDVDを見ながら、ひとりそんな事を考えたりしている。



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