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泣かせる「人魚の眠る家」がすごい! 

2018年12月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 今年見た映画で、一番印象に残ったし、一番涙を流してしまったのが堤幸彦監督の「人魚の眠る家」。あまりに泣きすぎて映画が終わった後、外に顔をさらすのが恥ずかしく思えたほど。ぼくは日本映画を洋画に比べて格下に思っていた部分があるのだけど、それを改めさせてくれた。 東野圭吾著作の累計100万部突破のベストセラー小説が原作。作家デビュー30周年を記念して2015年11月に刊行された作品。発売当初から話題になったが、実はそれから3年が経った今も、東野氏は「こんな物語を自分が書いていいのか」と悩み続けているとのこと。2人の子を持つ薫子(篠原さん)と夫は別居状態で、娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。ある日、娘がプールで溺れて意識不明になり、脳死状態に陥る。回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか、究極の選択を迫られる。最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始するが・・・・。主役の篠原涼子の演技のうまさをはじめ、子役の演技も真に迫っていた。また最先端の医療技術を含めた社会的な問題も示唆している。見方によっては、母親の娘に対する狂気を含んだ執着を描いている部分もあり、ホラーのような怖さも感じられた。 この映画を単純に「重い」と言っている映画レビューが多いが、その重さこそが心に響いてくる。TIFF(第31回東京国際映画祭)推奨作として世界デビューし海外展開も見据えているというが、確かに海外でも評価されるであろう作品。 11月28日、篠原涼子は東京都内で行われた「人魚の眠る家」の大ヒット御礼舞台あいさつに登場し、「第43回報知映画賞」で人生初の主演女優賞を受賞した件に関し、笑顔で喜びを語った。一報を聞いたときは「倒れそうなぐらいびっくりしました」と吐露。篠原は「みなさまのおかげだと思います。こんな人間がもらっちゃっていいのかなと恐縮して、申し訳ないというか……」としつつ、「でも心の中ではすごくうれしいです」。彼女の受賞は、映画を観れば納得のこと。また、ぼくは映画があまりに良かったので、映画の原作本である東野圭吾著作の「人魚の眠る家」も買ってしまった。 「人魚」「眠る」というファンタシ?ックな響きの言葉か?並ふ?、『人魚の眠る家』。しかし、執筆を始められる前は、実は別の仮タイトルだった。本作の担当編集者である宮城晶子さん(幻冬舎)は、語る。「この作品に登場する瑞穂は、プールとピアノが大好きな女の子。水の事故で眠り続けることになる彼女を、人魚ととらえる方もいらっしゃると思いますし、悲しくも美しく優しいラストを、アンデルセンの童話『人魚姫』に重ねる方もいらっしゃるかもしれません。みなさまそれぞれの“人魚”を感じていただければ」原作を読んだ後で、また当作品に関して考えてみたい。 

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