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ツァーのお仲間 

2018年10月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

今回は初めての、ツァーに参加した旅行であった。

名古屋から三人。福岡から一人。東京から五人。

スペインまで行って、只ひたすら歩くだけの旅である。

名古屋組以外は、全員個人参加で、さすが旅慣れた人の集まりであった。

私と違って、アジア圏や南アメリカ大陸の辺境を回ってる人が多く、数日経って自己紹介したときは、ブラジルのジャングルへ行った、という人が五人も居た。

9分の5とは、中々の確率である。


10日間の期間限定だから、お付き合は、深くも浅くも、お望み次第、とも言えた。


今回は、只歩くだけの旅とはいえ、目的地は聖ヤコブの大聖堂である。

きっと皆さんにとっても、牧師さんが一緒というのは、刺激的だったのでは・・。

と思ったのだが、この贅沢な環境を存分に拝受したのは、私くらいだったかも・・。


夜のミサは大体8時から始まるので、他の皆さんには少し遅かったのかもしれない。

私は、とにかく本場の教会にお邪魔したかったので、時間が許す限り、行くことにしていた。


歩きのコースを終えてホテルに戻ってから、大抵3時間くらいのゆとりがある。

その日は、牧師先生と、7時45分に待ち合わせることにして、私はちょっと昼寝をする事にした。

慣れないスマホで、目覚ましをかけて。

眠っていると、お部屋の電話が鳴った。

熟睡していた私は、てっきり朝のモーニングコールだと思って、受話器を取るなりワン切りしたのだった。

目が醒めぬうちに、再び電話が鳴って、「○○ですが」と牧師先生の声が聞こえた。

さすがに、気付いた私は「すぐ、降りていきます」とは答えたけれど、寝間着姿、なのであった。


私の悪い癖の一つに、笑い上戸、がある。

真剣な場所であればあるほど、笑いがこみ上げてくるのだ。

大急ぎで、顔を洗って、洋服に着替えて、下のロビーに着く頃は、自分の余りの間抜けさを思って、笑いをこらえるのに必死であった。

でも、さすが牧師先生は、遅れたことにいやな顔一つなさらず、大急ぎでルーゴの大聖堂へと向かったのだった。

その日は、特別だったのか、前日のアカペラのミサとは打って変わって、大勢の神父様がいらしたし、アカペラの声にピタリと合う、オルガン付きでもあった。

私のせいで、ミサは既に始まっていたので、少し脇の席から拝観することになり、本当に申し訳なかったのだが。

先生は、むしろミサの進行を眺めながら、「これは、パンが基督の身体に変化する、タイミングですね」とか

「あの、鈴の音は、その瞬間を意味するので、皆ひざまづいています」等と、教えて下さった。


何という、贅沢な体験だったろう。



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師匠、再度ありがとうございます

シシーマニアさん

そうですね。

西洋のお遍路を、悩みも何もなく、只体験してみようと、出かけたわけですので・・。

只、遠かったです。

乗り継ぎの待ち時間を入れると、家を出てから、現地のホテルに着くまで、26時間。

そう度々は、行けませんね。

2018/10/11 05:05:11

分野は違っても

パトラッシュさん

旅は旅、そこに本質的な違いは、ありません。
私にお金とヒマがあり、そして語学力があったなら、是非とも出かけたい、スペイン巡礼旅です。

2018/10/10 19:21:05

師匠!

シシーマニアさん

コメントありがとうございました。

師匠の旅とは、分野が違いますか・・?

今回は、添乗員さんの采配に寄るところが、大きかったです。

自由行動を、いやな顔もせずに聞いてくれましたし、ご本人自身がこの巡礼の旅にとりつかれた一人らしいのです。

楽しさを、熟知してらっしゃる方でした。

2018/10/10 16:19:18

楽しいです

パトラッシュさん

SNSに加わることの、楽しみの一つは、
このような、稀有の体験を、垣間見られることです。
自分では、到底体験できない旅です。
作者の動向の、一つ一つを微笑ましく眺めています。

2018/10/10 11:53:12

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