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独りディナー
巡礼の旅
2018年10月07日
テーマ:シニアライフ
サンチャゴ・デ・コンポステーラ、とはざっくり言えば、星に導かれた、聖ヤコブのお墓、といった風な意味らしい。
殉教したイエスの弟子、聖ヤコブの遺骨を抱えた二人の弟子達が、星に先導されて行き着いた場所であり、大聖堂の地下には、聖ヤコブの遺骨が安置されている。
キリスト教にとって当地は、エルサレムとバチカンに並んで、三大聖地の一つに数えられているそうだ。
スペインの北西に位置していて、フランスの国境から、まずピレネー越えから始まって、約800キロ続いている「フランス人の道」が最も一般的なルートである。
今回私が参加したのは、目的地の手前100キロから、一日16〜17キロ位の行程で、一週間かけて歩く、というコースであった。
同じホテルに連泊する、と言うのが私には大変魅力的で、最初から何度か自由行動をしよう、と目論んでいたのだった。
トレッキング用品は、殆どゼロからアウトドア用専門店で買い揃えたので、このまま使わないのは残念な気もするのだが。
只、私の中での旅の思い出は、殆どバルと教会関係で占められていて、歩きはまるで付属の様な感覚である。
ヨーロッパを味わった、という感慨しきり、なのである。
バルの魅力は、ゴールデンウィークに夫婦で旅行した娘から、散々聞かされていた。
リサーチに長けているお婿さんが、全て事前に検索した結果らしいので、何の準備もしていない私は、其処まで期待はしていなかった。
ところが、お仲間の中に、活気のありそうなバルを探しあてたり、美味しそうなタパスを探す、といった勘のすぐれた方がいらして、私達は毎晩その方の後ろに付いて行って、大満足の夜を過ごしたのだった。
ツァーには、夕食が付いている日も勿論あったのだけれど、時にはその夕食よりも、バルを優先させた夜もあった。
バルでは、まず飲み物を頼む。ワインなら、多分その地方のローカルワインなのであろう。
ガルシア地方は、美味しいワインの産出地なのだそうだ。
飲み物には、おつまみのようにタパスがつく。
バルのおじさんが、タパスを山盛りにした大きめな木のお皿を差し出して、「好きなのを、取りな」という具合である。
小切りにした黒パンの上に、チーズとか生ハムとかが乗っていて、次の飲み物を頼むと、又山盛りおじさんがやってくる。
小さな店内は、地元の人達で混雑していて、お代わりを頼もうと、おじさんを呼んでも、中々やってこない。
しびれを切らして私が呼びに行くと、わかってるよ、とばかりに私の肩を抱いて、うなづいているのだ。
この、ラテン系の明るさ、鷹揚さ。
そして、支払い時の、値段の安さ!
何杯もお代わりして、一人当たり1000円にも満たないのだった。
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