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山歩き 

2018年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:思い出すままに

最近は、近くにある「一万歩コース」という、自然の道を歩いている。

自然とは言っても、高低には階段もついているし、矢印があって迷わない様に整備されているのだが、一応山道を歩いている感覚は味わえる。


子供達がまだ、小学生くらいだった頃、よく山登りをした事を久々に思い出した。

アウトドア派の息子が、先頭を歩き、次に私がのぼっていく。

インドア派の娘を励ましながら、最後にのぼってくるのが、主人だ。

当時は、東京の西部地方に住んでいたので、都心までは遠かったけれど、近くに山は沢山あった。


休日は、大抵山へ向かった。

事前の企画も、近くまでの運転も、登り始めてからの地図も、大半が主人の担当だったので、どの山に登ったのか、私は殆どおぼえては居ない。

八ヶ岳に登った時は、近くに宿泊して早朝から歩き始めたので、さすがに憶えているけれど・・。



いつも渋々ついてくる娘が、何故か鎖場になると、元気が出る。

きっと、弟が鎖場は苦手だったからだろう。

父親は、すかさず鎖場になると、娘を褒めあげていた。


私は、何処へ行くのであれ、お弁当を作るのが好きで、一番幸せな時間は、ランチタイムであった。

主人は、本格的な山歩き用の大きなリュックを背負って、荷物の大半は一人で運んでくれた。

私達のリュックは、雨具の他にはおやつくらいしか入っていない、楽なものだった。

頂上に着くと、お湯を沸かして、インスタントスープ等を飲みながら、おむすびを食べるのが、至福の時間だった。


子供達にとって、下りのコースは何故か楽な様で、二人でおしゃべりしながら、どんどん先に進んでは、「お母さん、遅いねえ」と優越感に浸りながら、待っていた。

私は、下りの方がずっと苦手で、ゆっくりと降りていくのだが、登山は必ず自分が一歩一歩進めなければ終わらないのだ、とつくづく思ったものだ。


子供達の体力が、私を追い抜いてからは、父と息子が二人で富士山に登ったくらいで、余り家族では出かけなくなった。


当地に転居してからも、主人は私を誘って、時折二人でのぼったりもしたが、どちらかというと新しい土地を車で走り回ったり、ボートの操縦免許をとって、近くの島へ出かけたり、遊び方は変わった。


私は思い起こすと、スポーツと名のつくものは、殆どした経験が無い。

でも、歩くことだけは、長距離でも苦にはならない。

普段から、好んで歩くわけでは無いけれど、旅行に出ると、大抵一日中歩き回るのが、私の楽しみ方である。


来月には、歩くことが目的、という旅に出る。


どんな経験が待ち構えているのか、わくわくしている。



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