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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

10歳になった75歳 

2018年05月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し









この地に移住してきたとき、私はまったくの白紙状態だった。誰一人知人もいない、地理もわからない、この地の様子もわからなかった。つまりゼロからの出発だった。
65年間という人生の経験はあったが、ここでは何もわからない生まれたてのほやほやだった。現在週に一回買い物に出かけているスーパーマーケットのツルヤさえ知らなかったのだ。そして10年が経った。やっと10歳になった。小学校5年生だ。しかし、そこは人生経験がものを言って飛び級で高校生くらいの知識を得たが、まだまだ知らないことが多い。自然の中で暮らし、学んだことは多いが、初めの頃は驚くことも多かった。
冬、近所の屋根から雪が雪崩のように滑り落ち、ドサッという大きな音に驚き身震いしたこともある。秋、空から降ってくるどんぐりの実が出す音。それは落ちる場所によってさまざまな違う音を出す。これが何だかわからなかった。春、芽を出したコゴミが後にシダとなることも知らなかったし、フキノトウがどんどん大きくなって花を咲かせることも知らなかった。雪道の運転は経験があったのですぐに対応できたが、ホースで洗車していて出てくる水がたちまち凍ってしまう経験も初めてだった。春、エゾハルゼミの合唱に驚いた。最初は蝉とカエルが鳴いていると思った。夏、木漏れ日の中で心地よい涼しさを経験したが、冬の氷点下20度は全くの未知の世界。そうしている間にここに生息する植物をたくさん知った。小鳥たちの種類や鳴き声も覚えた。そういう点では自然に興味を持たない地元の人を追い抜いた面はある。そして10年を迎えた今年はついに後期高齢者となり結婚50周年も迎えた。ブログのおかげと働く場所を得たことで多くの知人、友人ができた。まったく新しい二度目の人生を生きることができている。ジオパークを学んだおかげで、それをもっともっと知りたいという意欲もわいてきた。来月は同僚のM君が黒斑山に連れて行ってくれる。浅間山という火山は黒斑山の山体崩壊に始まることを知って、どうしても黒斑山へ登ってみたくなった。10歳の少年に成長した私は逞しくなっている。
まだまだ進化して成長を続けるだろう。
 
スウィートグラスのハクウンボクが徐々に咲き始めているが、コテージ・トントゥの庭にある少し小さいアズキナシの花が満開で美しい、雨模様の中、変身してヒューチャー会館となる建物の片付け作業に精を出した。いつもながら労働の後の温泉はありがたい。
 
 
 

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