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般若苑のブログ

突き抜ける塔 

2018年04月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

↑こちらは、當麻寺中之坊の庭園    大和三名園のひとつとされているそうです    岡本太郎氏も、 著書『日本の伝統』(1956年刊)の中で この庭園について触れています (第4章「中世の庭」)   岡本太郎氏が この庭で着目したのは、 背後に見える東塔の借景      ↑庭園の低い塀が 水平に走ることで、     塔の、「優美だが、いかめしい重み」が強調されているそうです   ※※※ 岡本太郎氏といえば、  なんといっても、太陽の塔が有名ですが、     万博当時、お祭り広場の大屋根を突き破って建っていました      "屋根が30mなら、それを突き破ってのびる 70mの塔のイメージが、瞬間に心にひらめいた?    ?頂上に目をむいた顔を輝かせ、 会場全体を睥睨するのだ"  『日本万国博』(1971年 恒文社より)    ※※※   當麻寺中之坊の庭で、 ふと、勝手な想像をしました    中之坊庭園で 水平な線を描く塀を 突き破るように    そびえる 東塔の姿    大屋根を破って伸びる 塔というアイデアに        中の坊庭園での考察が 一役かったのかも しれない、などと…     ※※※ 岡本太郎氏によれば、 庭は、元来 公共の広場だったそうです   ?宗教儀式、政治の集会が行われ、(↑トーテムポール クワクワカワクゥ族 カナダ)    ?狩猟時代には、 呪術の踊りにわき、(↑コンゴのお面)    ?戦いに向かう精鋭が 勢ぞろいし、(↑アメリカ ホビ族)        ?また、農耕社会では、 収穫物処理の場所であった(↑ 韓国のお面)    それは、あらゆる生活の幅をふくめた(↑日本のお面)       公共の場所でした"(『中世の庭』より)   ※※※ そして岡本氏の 芸術的観点によれば、  日本庭園は、      自然、生命(樹々)と、     無機、死(石)とが 「静かだが、執拗な戦いを くりひろげている場所」     "石は噛み、植物は生成しつつ、     破壊と充実、均衡と滅亡を続ける芸術の弁証法     「そのおどろくべき技術が日本の古い庭園に発見される」   ※※※  生命力を象徴しているような太陽の塔  しかしその後ろ姿には   不吉な黒い太陽が 描かれています     (↑ オセアニア ニューヘブリデスの神像)「「死」に賭けることが逆に 生きがいになって、 生命を開いていく」(岡本太郎著『美しく怒れ』より)    ※お面や、像の写真は、『70年万博、収集資料』展(国立民族学博物館)で撮影されたものです

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