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般若苑のブログ

當麻寺 

2018年04月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 私の家からは二上山が東に見えます(↑4月23日 朝5:47撮影)     こちら大阪側から見ると、雄岳が左、雌岳が右です    最寄駅から、20分足らずで奈良県に入ると、    二上山は西側に見え、雄岳、雌岳が逆になっています(↑近鉄電車から撮影)      二上山のそばには、今、花盛りの當麻寺があります     この當麻寺を舞台に書かれた 『死者の書』(折口信夫)      ヒロインの郎女(いらつめ)は、春分の頃、入日を見ていた時、不思議な体験をします         ?西空の棚雲の  紫に輝く上で、"    "落日は俄かに転(クルメ)き出した"     その速さ"        "雲は炎となった"      "日は黄金の丸(マルカゼ)になって、"    "その音も聞こえるか、と思うほど鋭く廻った"    "その時、二上山の峰の間に、   "ありありと 荘厳な人の俤(オモカゲ)が 瞬間顕われて消えた" (『死者の書』第六章より)  ※※※   或る晩、郎女が、寝床で、天井を見つめていると その荘厳な人の姿が見えてきました       "髪の中から匂ひ出た荘厳な顔 憂ひを持って見下ろしている"     "あゝ肩・胸・顕(アラ)はな肌 冷えびえとした白い肌      "おいとほしい お寒からうに" (『死者の書』第15章より)  ※※※   そして、秋分の日の夕、 郎女は、またもや 神秘体験をします     "しづかに、しづかに 雲はおりて来る"    "そこにありありと半身を顕した尊者の姿が手にとる様に見えた"      "匂ひやかな笑みを含んだ顔が      "はじめて、まともに郎女に 向けられた      "伏し目に半ば閉ぢられた目は、この時、 姫を認めたように、 清々しく見ひらいた"     "軽くつぐんだ脣は、 この女性(ニシヤウ)に向うて、     物を告げてでも居るやうに、 ほぐれて見えた"  (『死者の書』第17章より)    ※※※   郎女(中将姫)は、 顕われた尊者が寒くないように 彼を覆うための織物制作をします  彼女の前に顕われた「人の俤」とは、いったい誰だったのか?    その人の俤は、二上山に葬られている大津皇子の霊で、 彼女に惹かれてやってきたのでした    ※※※   『死者の書』は當麻寺の中将姫伝説から着想を得て書かれたそうです(↑中将姫剃髪堂)     ↑中之坊の美しい庭園を散策して清々しい気分になりました (今回の花は、すべて當麻寺で撮りました) 

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