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雅走草想

違うお金をごっちゃに 

2018年04月08日 外部ブログ記事
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  町内会総会

 午後は町内会総会に出席。主に新旧の隣組組長などが参加。昨
年度の事業報告や本年度の事業計画、新旧予算を了承。

 シャンシャン総会かと思われたが、町内会費の引き上げ案につ
いて1人から反対論が出た。やっと出たかという感じ。

 私はきょうをもって町内会を脱会するので意見は言わなかった
けどね。もし続けるなら看過できない問題だろう。

  会費引き上げ案

 引き上げ案は町内会費を1年分4800円から1200円引き
上げて6000円にするというもの。結構な額だ。

 ただ赤い羽根共同募金と日本赤十字社会費は、年会費から支出
するとしている。両募金を合わせた額は1150円。

  集金省き役割軽減

 その理由としては、年々高齢化が進むなかで、両募金を集金す
る隣組組長と役員の集金を省き、役割を軽減するため。

 一見、合理的なようだが、お金を扱う観点から見れば、性質の
違うお金を「楽だからまあいいか」とごっちゃにしている。

 町内会費は義務的意味合いが強いが、募金はあくまでも会員の
任意によるもの。金額を町内会費と一緒にすることはNG。

  「募金と会費一緒」は反対

 反対意見を述べた男性も同じ趣旨の発言。町内会費の値上げに
は反対しないが、募金と会費を一緒にするのは反対と。

 ごくまともで正当な意見だ。「従来、募金趣旨にほとんどの会
員が賛同しているので」と言い訳をしている。

 ほとんどの会員が賛同しているので、募金を町内会費として集
金してもいいだろうという考えだ。集金が1回で済むしね。

 ただこれは禁じ手でやってはいけないことだ。会計的には町内
会が募金に応じていることになる。

  募金応じないと問題

 1人でも募金に応じない人がいれば問題になるだろう。しかも
この考えは全員が募金に応じていることが前提だ。

 応じなかった人には、そのお金を返すことになるんだろうか。
また、このことにより「応じない」とは言いにくくなるだろう。

 とにかく性質の違うお金を、会計的にごっちゃにするという神
経がわからない。集金の負担軽減は別方法で考えるべきだ。

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