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陽だまりのねごと

彼岸花の頃 

2016年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



緩和ケアに入院したのは真夏だった。
家で最後を迎えさせたかった。
在宅医療も緩和ケアケアも芽が出たばかりの
15年前。

「家での最後は怖い」

亡夫の一言で入院となった。
55歳の誕生日の翌日のこと。
真夏まっさかり。

玄関にある二段の階段が大腿骨に癌転移の体には辛い。
体を支えて、降りて、亡夫はローンの残る家を振り返った。

「もう帰ることはないね」

家族のために心骨削って自分が建てた家だ。

予想どうり冷たくなった体での帰路。
季節は知らぬ間に移ろって、車窓から鮮やかに目に入ったのは
彼岸花のどこまでも続く葬列。

嫌いな花ではなかった。
いつも摘んで家に生けていた。

今年は温暖化の所為か9月初頭からチラホラ見た。
どういう心持ちか、そのまま満開なってと願った。

やはりお彼岸の頃、夫の命日頃に満開。
田んぼの畦に沿って真っ赤な花が続く。
15年目も経過したのに、当時の事がまた、(まだかな?)胸に去来する。

あえて
秋の楚々とした花々を置いておこう。





おまけのモコ
秋太り?






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