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昭和2年生まれの航海日誌

ポックリ寺と大阪緊急通報システム 

2011年04月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



   支那事変が勃発した頃、小学生であった私は、隣の
  斎ちゃんにバリカンで頭を刈ってもらったものだ。
   屋号が床屋さんだけあって、腕は達者であった。

   下手にやられると、難苦行であるばかりでなく、トラ
  刈りにされて、学校に行くのもに気が引けた。

   その斎ちゃんが朝方元気で歩いていたが、夕方突
  然亡くなった。

    野辺送りがすんで、数日経ったころ妻の友人がきて、
   急テンポで追われている世間話ではなく、身近の雑
   談をしていた。

    「同じことならポックリ逝きたいなあ、あの人のよう
    に」
    「人に世話をかけるのもなんだけど、自分も苦しむ
    のは辛いわ」
    「ポックリ寺にお参りしようか」
    
    「そんなお寺、近くにあるの」
    「奈良に吉田寺というのがあるみたい」
   
    遠いお寺をよく知っていると思った。案外
   菩提寺が浄土宗であるので、参詣したとき、耳にいれ
   たのかも知れない。

    夫に先立たれ、弟夫婦と一緒に仲良く暮らして
   いても、年をとると弱気が先行して、ポックリ寺を
   想い出し忘れられなかったのだ。
               (つづく)




   

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