田舎より発信

型破りな先生 その2 

2018年01月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

日本列島寒波が来てますが、皆さんの地域はどうでしょうか。わたしの所は、昨日は1日雪かきに追われましたが、今日は、時々吹雪、氷点下だけど積もる量は昨日ほどでなく取りあえず助かってます。でもまだまだ油断はできません。さて、わたしが小学5年6年と2年間担任だったN先生の話の続きです。まずはN先生のおさらいから。N先生は男性。恐らく40代後半くらいかな。中肉中背。恐らく結婚していたと思います。やや後頭部の髪が後退していました。型破りな点を箇条書きします。1、常に下はジャージ、裸足にサンダル、上は、夏は下着っぽい2、朝礼から1日中教室にいて、職員室にめったに戻らない3、国語は漢字の読み書きだけ。読解は市販のテストで学ばせる4、算数はXとYを使った連立方程式を教える5、社会の授業はNHKの教育テレビ6、体育は男子に相撲があり、素っ裸にまわしをつけさせ、自身もつける7、竹刀を持ち歩く8、禅のように目を閉じてじっとさせ、動くと竹刀で叩かれる9、宿題など忘れ物をすると竹刀で叩かれる10、成績が悪いと竹刀で叩かれる11、静かにしないなど、注意される時竹刀で叩かれる12、酔って夜、いきなり生徒の家に行く13、将棋を教え、休み時間は総当たりリーグ戦14、性教育を女子も一緒に自ら黒板に図解でそのまま教える15、成績は市販のテスト用紙フル活用、採点は休み時間に教室で16、テスト結果を偏差値に作り直して実名で全員分貼り出す17、生徒の秘密をバラす18、度が過ぎる生徒のイタズラに、校長室に呼び出される19、共産主義と民主主義、どちらが良いか生徒に問う前回は6まで解説しました。7から続けます。7、竹刀を持ち歩く竹刀はN先生の必須アイテムで、いつも持ち歩いてました。特に誰も目くじら立ててませんでしたが、竹刀は特殊で、持ってるだけでも威嚇効果はありましたからねえ。8、禅のように目を閉じてじっとさせ、動くと竹刀で叩かれるこれ、説明しにくいんですが、多分学活、ホームルームの時間だったと思います。生徒の机の上を片付けさせ、手もしまう(乗せない)。多くは腿の上で組んでたかな。目を閉じて静かにじっと動くな、の指示をする。「瞑想」といいますか、「黙とう」とも違うし何の時間といっていたか、どうしても思い出せません。ただじっとしてる。その机の間を、N先生が巡回します。動いたり、目を開けたりした生徒は、竹刀で叩かれるんです。目を閉じてても、雰囲気と音で分かります。要は「座禅」と同じですね。でも叩かれるのが怖いから、その時間はひたすらじっと耐えます。子どもだったから、それをさせる意味は理解できませんでした。「反省」とか「悟り」とか、そんなこと考えられません。早くこの時間が終わらないか、動かなければ早く終わるかも、今日は誰が叩かれたんだろ、今日も叩かれなくてよかった。・ ・ ・ こんなことしか思ってなかったです。きっと先生は意味があってこんなこと行ってたんでしょうけど。この時間はけっこう何度か経験しました。9、宿題など忘れ物をすると竹刀で叩かれる10、成績が悪いと竹刀で叩かれる11、静かにしないなど、注意される時竹刀で叩かれる9〜11は叩かれるのは同じなのでまとめます。わたしは授業をあまり聞いてないので、宿題はしょっちゅう忘れてました。何が宿題に出されたか、聞いてませんでしたから。宿題を忘れると、教壇の前に順番に並んで竹刀で1人ずつ叩かれ、叩かれたら席に戻って後ろの生徒が次に叩かれる・ ・ ・テストの成績が下位だと、叩かれるしあまり騒ぎまくってると叩かれるしわたしも宿題忘れでよく叩かれました。当時体罰はどの先生でも大なり小なり行ってました。女の先生でもデコピン程度は当たり前で日常のことです。竹刀を使う先生は、まあN先生しかいませんでしたが。12、酔って夜、いきなり生徒の家に行く家庭訪問は、5年の春に確かあったと思うけど、記憶にありません。小学生の時の家庭訪問は嫌だったな。N先生は聞くところによると、何の前触れもなく突然訪ねてくる。どうやら酔っぱらってるようだ、と。我が家に来る前に、うわさでは聞いてたけど本当に来るとは。我が家は客間がないので、急に来られても茶の間で夕飯食べてたから寄せられない。夜、いきなり訪れた先生はお構いなしに玄関の上り口に腰掛け、なんだか話をしだし、父があたふたしながら対応してました。夜いつも母が家にいない事が先生に知れてしまって、なんだか恥ずかしかったな。13、将棋を教え、休み時間は総当たりリーグ戦将棋教室に通うことなく、ただで将棋教えてもらえました。授業をつぶして教えてくれたのか記憶にないですが、生徒に本将棋のルールを教え、なぜか駒、将棋盤を用意してそれも10セット近くあったはずです。プラスチック製の安価な駒と、厚さ2センチくらいで真ん中で折りたためる卓上将棋盤。将棋月間?ネーミングは特になかったけど、になると生徒の名前をリーグ戦の一覧表に書き出し、休み時間や自習時間に対決させてました。勝てば表に自分で〇付けて、次の対戦相手を探す。男子と女子に分けたり、男女関係なく対戦させたり、休み時間で決着がつかなかったら、駒をそのままにして盤を教室の後ろに寄せて、次の休み時間に続きをやりました。この時間は楽しかったです。おかげで将棋が大好きになりました。14、性教育を女子も一緒に自ら黒板に図解でそのまま教えるこれは忘れようにも忘れられません。だってそれまで、なぜ女性は妊娠し、出産するのかを、その仕組みを知りませんでしたから。多分クラスのみんなもそれまで知らなかったと思います。その授業をみな真剣に聞いてましたから。黒板に堂々と男女の性器の図を描いて、意味と役割と精子が卵子にくっついて受精して、妊娠する、という内容を特にいやらしくなく話していたと記憶してます。普通は男女に分かれて、女子だけ女先生に教えてもらうのでしょうけど。みんな黙って聞いてましたが、その後少しの間は男女がぎくしゃくしたかなあ。忘れれば、またいつもの生活に戻ったかもしれません。竹刀にしろ禅にしろ将棋にしろこれにしろ、N先生がなぜやったか、もちろん当時も今も意図はわかりません。色々推測は出来ますけどね。15、成績は市販のテスト用紙フル活用、採点は休み時間に教室で16、テスト結果を偏差値に作り直して実名で全員分貼り出す15と16はまとめます。授業内容は前回のブログ記事に書いた通りろくに授業も聞いてないので、記憶にありません。、でも、どの教科も教科書準拠の、市販といいますか、教師に配布されるテストを使って、通知表はテスト結果の偏差値を基にしてたはずです。休み時間にN先生のマイ教壇、教卓で採点して、そこから生徒の偏差値を割り出してここでも一覧表を作って貼り出します。当時は個人情報とか緩かったですからねぇ、恐らく抗議した親もいたかもしれません。でも先生のおかげで小学生ながらに偏差値の仕組みを知ることができました。そのころから疑問に思ったのは、対象者のレベル如何で偏差値の数値なんて当てにならないんじゃないの?という事。受験者が高レベルばかりだったら、平均点も高いはず。受験者が普通レベルばかりなら、平均点もそれより下がるとします。受験者が高レベルばかりの人の中で割り出した偏差値50と、受験者が普通レベルばかりの人の中で割り出した偏差値50はそもそも同じ偏差値じゃないですよね。自分の学校内では例え偏差値が高くても全国レベルでいったらもっと低いかもしれない。だってクラスメイト、特に男子は悪ガキが多かったので井の中の蛙もあり得るなあ、と、子ども心に感じました。N先生が小学生に偏差値で成績を出した意図は当然わかりませんが、先生は数学が得意なんでしょうね、それはわかりました。なにせ小学生に連立方程式も教えたくらいですから。記憶がだいぶよみがえってきたので、その3に続きます。型破りな先生 その1  

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