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老いてなお

「brassed off」「ブラス」 

2018年01月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

      
  気になっていた映画のDVDを購入してきた。

サウンドトラックの録音もしている英国の金管バンド
「グライムソープ・コリアリー・バンド」が
モデルとなった映画。

「ブラス!」というのは邦題で、原題は「Brassed Off」。

「be brassed off」の“〜にうんざりする”と、ブラスバンド
の“brass”を掛けた社会風刺的作品でもあるらしい。

ストーリー紹介〜泥まみれの炭坑で音楽をする喜び………….

舞台は
イギリス・ヨークシャーの炭坑町として栄えたグリムリー。

町には100年の歴史を誇る金管バンド
「グリムリー・コリアリー・バンド」があった。

炭坑夫たちは仕事を終えると合奏場に集い、
バンドは彼らのささやかな生活の癒しとなっていた。

ところが、サッチャー政権下のイギリスではあちこちで
   炭坑閉鎖がささやかれ、
グリムリーも例に漏れず閉鎖の噂が流れる。

団員たちは気もそぞろになり、
音楽どころではなくなってしまうのだが、
グリムリー出身で仕事の為に戻ってきたという
美人フリューゲルホルンプレイヤー・グロリアを
メンバーに加え、再び士気を上げる。

このグロリアの仕事というのは、
実は炭坑の調書を作成することだった。

炭坑閉鎖、失業を目前にした過酷な環境の中、
バンドは全英ブラスバンド選手権に出場するのだが・・・
――明日職を失うかもしれない。

お金はないし、楽器もない。
それでも彼らは音と心を重ねる。

イギリス映画お得意の、
苦難の時代の市民奮闘ドラマは、
単なる成功物語ではなく、
社会性を含めた問題を鋭く捉えた力作に仕上がっている。

繁栄の時を経て、
その後、見る影もなくなった町の様子や
人々の生活を見事に描写した、
マーク・ハーマンのヒューマニティー溢れる演出は見ものだ。

れいごとばかりではなく、人間の醜い部分も
ストレートに映し出す、生々しい映像も注目だ。

人生の頂点とも言える、全国優勝の栄光を手にしながら、
  音楽だけを称え社会を批判して立ち去る姿に心打たれた。



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全く

asi asiさん

雲の峰さん
その通りです。

少しでも、神がその能力を人々に分け与えたとしたら........

世の中もっと平和で楽しい
    世界が出来上がっていたと思います。

2018/01/11 18:25:47

ブラス、良かったですよ。

さん

音楽はいいものだと改めて思いました。
演奏できる人がうらやましい。

2018/01/11 14:41:20

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