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自分を成長させるためには 

2017年10月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

とても興味深い研究記事がありました。女性についての考察ですが、対策は男性にも使えそうなのでぜひ試してみてください。 その研究とは、競争心や攻撃性についてです。この性格は、男性特有のもののように思われがちですが、80年代以降行われた同性間の競争行動に関する調査では、受け身的、調和的といった女性のイメージが間違っており、女性も男性と同様に競争的で攻撃的あることが示されています。  心理学者のジョイス・ベネンソン博士によれば、同性間の競争は、異性を獲得するために本能レベルで起こり、競争の方法は、「自己宣伝」と「相手の卑下」の2種類に分類できるそうです。 男性は自己宣伝の方法として、肉体的能力と社会的立場を強調し、女性は若さと容姿を強調します。また、相手を卑下する方法として、男性は相手の肉体的な弱さや経済的な低さに言及し、女性は相手の年齢、容姿、性格をおとしめる傾向にあるそうです。 この他にも「ターゲット誘導」と「ライバル誘導」といった方法が活用されます。 ターゲット誘導は、例えば、自分が狙っているターゲットが、競争相手と接触することがないよう、ターゲットの行動を誘導する方法です。具体的には、狙っている男性を、美人の友人には紹介しないとか、競争相手がいそうな場所に連れて行かないといった方法です。これをビジネスにおきかえると、ランチタイムに、自分以外の有能な同僚や部下のいそうな休憩室ではなく、別の場所に上司を誘うなどでしょうか。  ライバル誘導は、例えば、狙っている男性の悪口をわざとライバルに伝え、ライバルがその男性に興味をもたないように誘導する方法です。ビジネスシーンでは、自分が狙っている業務やポジションについて、それがいかに割に合わない仕事かということを同僚に伝え、同僚がその業務やポジションに興味をもたないように仕向けたりすることです。 面白いことに女性同士の競争には、更に、3つの特徴があるそうです。 1) ベールに包まれたような、間接的、陰湿な攻撃をする。2) 競争相手に、仲間内での行動ルールなどを強要し、ひとりだけ目だった行動をとらないよう仕向ける。3) 社交的な集まりやグループから競争相手を仲間はずれにする。これは、例えば、狙った男性に競争相手の悪口を直接伝えるのではなく、仲間に伝えることで競争相手を孤立させるという、女性特有の"間接的"な方法です。  でも同じ状況にあって、他の女性を敵対視する女性もいれば、そうでない女性もいます。その違いはどこから生まれるのでしょうか。 ここからが解決編です。 マインドセット - 成功の新しい心理学)の著者キャロル・ドゥエック博士は、人は「成長思考の人」と「固定思考の人」に分かれると言います。  「固定思考の人」は、才能は生まれ持ったものであり、努力しても獲得できないものだと思っています。そのため、何事も初めから上手くできないことは、自分には向いていないと考え、努力しても無駄だと感じます。 また、周りからの評価を重要と思っているため、失敗する可能性のある物事にはチャレンジせず、確実に成功する、上手にできることのみを好む傾向にあります。また、評価を下げないために嘘をつく傾向もあります。  一方で、「成長思考の人」は、能力は努力によって獲得できるものだと思っています。そのため、当初上手くできないことでも、努力すればできるようになると思っています。努力せず簡単にできてしまう物事に退屈を感じ、直ぐには上手くできないことに興味をもちます。失敗することよりも、努力の結果、できなかったことが、できるようになる過程を好む傾向にあります。  更に、「成長思考の人」は、他者の成功に触発されて自分も成功したいと感じます。他者の成功を喜び、自分もそうなりたいと感じ元気づけられます。そのため、「成長思考の人」は、自分よりも優秀な人の中にいることを好みます。知的な刺激を受けるからでしょう。結果、潜在能力以上の能力を発揮するようになるそうです。  一方で、「固定思考の人」は、他者の成功は、自分の負けだと感じます。他者の成功は脅威であり、喜ぶことができず、嫉みを持ちます。そのため、「固定思考の人」は、自分が容易にできる分野にのみとどまることを選択し、自分と同等か劣っている人達に囲まれて過ごすことを好みます。安心感が得られるからでしょう。結果、潜在能力を十分に発揮できないことが多いそうです。「イエスマン」を好む上司がこのタイプらしいです。 博士によれば、「固定思考の人」の根底には、「賢く見られたい」という欲求があり、「成長思考の人」には「学びたい」という欲求があるそうです。そうした欲求が、行動や選択の違いに現れてくるのです。 ですから、女性特有として挙げられた、『目立った行動をとらないよう仕向ける』や『仲間はずれにする』といった行動は、「固定思考の女性」が選択する方法のように思われます。  自分よりも賢そうな女性、成功しそうな女性、魅力的な女性から触発されて自分も努力するのではなく、相手を抑えこむことで、自分の立場や安心感を守ろうとしているのです。  でも、そうした攻撃は、競争相手も「固定思考」の時には効果がありますが、「成長思考の人」の時には、努力すれば乗り越えられるチャレンジと受け止めて、ヒラメキを与えてしまいますから、逆効果になります。  ドゥエック博士によれば、「固定思考」と「成長思考」は、努力によって変えることができるそうです。 1.賢さは、ミスから学ぶ能力の中にある  「固定思考の人」の特徴は、テストの点数の良し悪しだけに興味があり、なぜ間違ったのかを見直し復習することに興味がないことです。成長機会や学習機会を自ら逃しているのです。そのため、ミスを繰り返します。 ミスは「賢い」自己イメージにとって脅威となりますから、繰り返さないためには、「私はその仕事に向いていない」と、様々な理由をつけて、一度失敗した仕事を嫌がるようになります。 ミスの指摘は、相手からの攻撃なのではなく、学ぶ機会が与えられたと考えましょう。ミスをしてしまった仕事や物事を避けたり嫌ったりする前に、そこから何が学べるのか考えてみましょう。そして、どうしたら、同じミスをせずに済むのか考えてみましょう。その思考訓練が大切なのです。 2.「賢くいる(be)」ことよりも「賢くなろうとする(becoming)」ことが大切  「固定思考の人」は、ミスは無能の証明だと思っているので、ミスをしても自分の非をなかなか認めようとはしません。天気のせい、体調のせい、環境のせい、同僚のせい、上司のせい、部下のせい、家族のせい、様々な理由をつけます。 自分よりも優秀と思われる人に出会うと、「そいつのせいで」自分が目立たない、「そいつさえいなければ」私は一番のはずと考えるわけです。それが、悪口をでっちあげたり、仲間外れにしたりする行動につながるのです。 「そいつのせいで」と考える前に、何を前向きに努力したら自分は相手を超えられるのか考えてみましょう。あなたの強みは何ですかあなたの魅力はなんですかそれを最大限に活かす方法、それを最大限に伸ばす方法を考え、実践しましょう。 3.ゲームのルールは自分で作る ゲームのルールは、自分で作ればいいんです。世の中が作った優劣や勝敗ルールの中で戦う必要はないんです。「固定思考の人」の、「周囲から賢く見られたい」という意識は、ゲームのルールを周囲にゆだねてしまっているようなものです。 自分が弱点だと思っている物事の中に、新しい勝利のルールが潜んでいるのかもしれません。 誰かと競争をするような状況になった際には、是非、相手を疎外したり、誹謗中傷したりする方法ではなく、堂々と、ご自分の容姿や能力を伸ばすことで競争することを考えてみてください。また、仲間とグループを作るのであれば、誰かを疎外するためのグループではなく、お互いの目標や夢を実現するためのサポートをお互いに提供できる、お互いを支え合うポジティブエネルギーが溢れるグループを作ってください。  相手の成功は、あなたの負けではありません。あなたの成功のヒントになるのですどうです。中々勉強になる研究ですよね。自分が固定思考の人タイプと思った人。その思考タイプを成長思考タイプに変えてください。周囲の色が変わって見えてくるはずです   にほんブログ村

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