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老いてなお

『死ねない老人』  

2017年10月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

        

「高齢者医療に携わって25年の医師が明かす
『死にたくても死ねない高齢者』の悲惨な実態」と帯にある。

著者は救命医療から心臓血管外科、
消化器がんなどの診療を経験し、
 いまは外来と訪問診療を軸に地域医療を担っている。

<その要約>

そこで実感するのは、高齢者を支える側の
問題ばかりが論議されるが、肝心の高齢者自身の
「気持ちが置き去り」になっているということだった。

いまでは医療の進歩で「コロリ」と逝けない時代になっている。

病気やその後遺症の苦痛・不安を抱えながら過ごす時間や、
        介護を受けながら生きる時間が長くなった。

当事者にとってはじつに不本意である。
     いっそ死んだ方がよかったという声が上がる。

迷惑をかけている、お荷物になっている、
という感覚は高齢者を苦しめる。

生きる希望がないのに生かされる「死ねない老人」。

そしてもうひとつのパターンが、
本人は治療や延命を望まないのに、周囲の意向で
「長生きさせられてしまう」高齢者がいる。


問題は「もう治療をやめて安らかに逝きたい」と思っても、
     それが叶わない日本の現状だ。


  From 杉浦敏之著『杉浦敏之著『死ねない老人』』

皆さんはどうお考えでしょうか?



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今までの

asi asiさん

つゆさん
風華さん

体験から出た私の思いは............

延命治療は無しで痛み、苦しみを抑えるための
        「終末期鎮静」のみを望んでいます。

臨終のベッドでのお別れもお断り、

  遺骨は散骨などなど と遺書には書いてあります。

2017/10/27 06:55:50

良いのか悪いのか

風華さん

医療の進歩はありがたいことも多いけど
同じくらいに問題も増えています。
昨年 亡くなった母は延命治療はしないとの意思を
私と妹に伝えていて、母本人の望むまま穏やかに
送りました。

2017/10/26 17:36:05

完全に

さん

私も死にたくても死ねない部類です。
毎日365日、痛みに苦しんでいます。
尊厳死協会にも入ってます。
介護側の苦労ばかり言い立てられ、
肩身が狭いどころか、迷惑をかけているという負い目や精神的苦痛にも耐えています。
また非ガン性の疼痛治療は、日本は20年遅れているのです。

2017/10/26 10:39:24

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