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たかが一人、されど一人

尽きぬ幼児的満足感 

2017年05月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

安倍自民党総裁は自民党が野党に転落した時憲法改正草案を纏めたことを誇りとしているのか、変なものを纏めてしまったと残念に思っているのか判然としない。今月3日に改憲派の集会に送ったビデオメッセージだけを聞くと、谷垣総裁がまとめたことに不服があるのかどうか、どうも後者らしい。安倍氏には独自の改正草案が腹にあるようなことを言っているが、実はこれもかなり怪しい話である。それは結党以来の党是だから自分が総裁任期中に<それを成し遂げた名誉が欲しいだけ>と指摘する人がいる。いみじくも9日の参議院予算委員会で、民進党蓮舫代表が、安倍氏の憲法改正に関する発言について、過去数年間で目まぐるしく変わってきたことを整理してくれた。内容は以下の通り:先ず04年幹事長時代の主張「9条2項が否定する交戦権について、自衛権の延長線上の交戦権は認めるべき」から始まり、06年首相になるや否や「時代にそぐわない条文として典型的なものは<憲法9条>。」と述べて後に退陣を余儀なくされた。と思ったら奇跡的に第2次安倍政権が復活。改めて首相になると「(改憲要綱を定めた)96条を変えたい。」と言い出した。それでも国民の中で改憲の必要性なんぞは盛り上がってこない。当たり前だ。すると昨年の1月に「大規模災害が発生したような場合、国家や国民の役割を憲法にどう位置づけるかが重要な問題」なんてとんでもないことまで言い出した。そして秋9月になると先に挙げた自民党改正草案について「これをベースで国会で審議してほしい」と言い、今年の5月に「自民党改正草案は党としの公式文書です。」と言ったばかりなのに、今月になると総裁として「9条1項2項はそのままにして3項を設けて自衛隊を明文で書き込みたい。」と言ってしまったわけである。蓮舫氏が言うほど目まぐるしくは変わっていないとも思うが、何れも時代錯誤の改憲への思い込みが強いことだけはよく理解できる。何れにせよ「改憲以前に憲法を踏みにじる無法を通して今更なんだ。」である。ある人に言わせると「学力不足の少年がやたらに東大に行きたがることがよくある。」東大とまでは思わなかったが、まるでこちらの少年時代を指摘されたようで辛いが、ご指摘は良く理解できる。これと同じだそうだ。自民党内に限らず党外でも改憲を真面目に考えている人も多いだろう。こういった人からすれば総裁の思い付き発言は不謹慎にしか思えないだろう。党内批判も相当あるのだろうが、石破茂氏の「ビックリしてひっくり返ってしまった。」が面白い。

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