人間観察そして恋そして小説も

239話 歌麿の話その11 

2017年03月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

核爆発が起きる前に地球を旅立たなければならないと言った歌麿の一言は思った以上に皆に動揺を与えたようだ。 いきなりエポック星だの地球が核爆発するだの意味不明な事を言われ、挙句に行ったこともないエポック星とやらへすぐに旅立たなければならない、しかもただのエポック星ではない。タイムマシンとやらに乗ってエポック星の一年後の世界に戻るというのだ。動揺するなと言う方がおかしいのかもしれない。 「つまり湯原を捕らえ殺しさえすれば地球は助か ると言うのだな」 三田村の問いかけに歌麿は同意もせずただ美里を見た。三田村の問いかけには美里が答えるべきだと目で訴えている。美里もそれが当然だと思ったのだろう 「あなた方にお願いするのは湯原を捕らえるまで です、それ以降は私達がします」 美里の言葉に 「私達ってのはあんたと、あの美しい女の事か」 三田村の放った「美しい女」の一言が気に障ったのか、三田村の横で腕を組んで目を閉じていた優の目が開いた。しかし今回はギロリ、三田村を睨みつけたままでまた目を閉じてしまった。 「いや、その役目は私と彼が執行する」 仲村トオルがジョンサルトの肩に手を回すと一同を見渡した。 「いいだろ」 驚くジョンサルトに仲村トオルがかまわず、ジョンサルトの肩をもみほぐし笑いかけた。 「なんで俺が?俺も行くのか、そのエポック星とや らに」「当たり前だろうが」「俺には皇太子の警護が」「その皇太子があなたも連れて行くように許可をい ただいています」「嘘だろ」 苦笑はしているが、ジョンサルトも半ば覚悟はしていたようだ。小さな溜息を吐き、仲村トオルの腕を肩から外すと 「ま、しゃあないか」 続話→ にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ 

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