人間観察そして恋そして小説も

238話 歌麿の話その10 

2017年02月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

「華ちゃんの願いを叶えたいんだけどそうもい かないんだ」「どうしてよ」 華は納得しない。 「理由は二つ、そうですよね、ゆいさん」 いきなり歌麿がゆいに話を振った。 「え、、あ、、はい、そうですね」 ゆいの答えも歯切れが悪い。華の気持ちも痛いほどわかるのだろう。歌麿を見たまま、自分からは話そうとしない。 「じゃしかたがありません」 歌麿は首を振ると 「二つの理由のうち一つは、タイムマシンに乗る人 数は決まっているから」 華は小さく「あっ」と叫んだ。言われて確かにと納得したのだろう。それでも完全には納得できないのか 「もう一つの理由は何よ」 「私達がここを立つのは地球に核爆発が起きる前 じゃないとダメなんです」「どうゆう事よ」「核爆発が起きた後じゃ、たとえ一年後の世界で 湯原博士をどうこうしても状況は変わらないと いう事です」「わかんない」 首を振る華に 「次元の治癒能力は自然界の大きな変化には対応 できないという事です」 あなたはわかる?という顔で華は杏を見た。狼狽えながらも杏は 「とにかく、核爆発が起きる前にここを旅立たな いとダメなんでしょ」 居直りにも近い説明で結論を言うと 「爆発が起きた後じゃあ、追う意味がないって事ね」 さらに結論だけを言い放った。 「そうですよね、ゆいさん」 歌麿がゆいに同意を求めた。 「ええ、京極さんのおっしゃる通りです。私達はここ を核爆発が起きる前に出発しなければなりません。 そうじゃないと地球は、人類は滅亡したままになっ てしまいます」 続話→  にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ 

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