人間観察そして恋そして小説も

225話 ゆいの話その4 

2017年01月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

「お恥ずかしい話し、最後はエポック星対湯川博士の 対決になりました」 「そんなにすごい人なんです湯川博氏って」 「凄いというものではありあません」  ゆいは杏に首を振って見せた。  「一個人が全エポック星人を相手に挑戦し、し かもそれを私達は最初のころ食い止める事が できませんでした」 「しかし最終的には勝利を収められたんでしょ」  今度は歌麿だ。  「いえ勝利などしていません」  ゆいはそこで言葉を止めた。言っていいものかわるいものか悩んでいるようだ。そんなゆいの代わりに美里は口添えしてきた。  「卑怯な手を使ったのです」 「卑怯な手?」  首をひねる歌麿にまた、ゆいが話始めた。  「湯川博士の奥様と、お子様、そしてご両親を人 質に取ったのです」 「えっ」  予想外の言葉に、歌麿が絶句した。  「その時はそれ以外いい方法を思いつかなかっ たのです。それに湯川博士のご家族も、率先 して私達の味方になってくれましたし」 「で、結局、彼は自発的にエポック星を飛び出したと」 「色々、他にも理由がありますが、主な理由はそ うだと言って間違いはありません」  ゆいは寂しそうに首を振った。  「で、その話は置いておくとして、何故我々まで ここに呼び込まれたのか、その訳をまずお聞き したいのですが」  話がそれ始めたので、また三田村邦彦がゆいに話を戻すよう促してきた。  続話→   にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ 

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