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雨の日に入所 

2011年02月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



入所への誘いまでが私の仕事。
めったに入所の介護タクシーを伴走などしないが、ケースバイケース。
日を選んだかのように雨。最悪。
車椅子の人には顔にまでビニール合羽が覆われての乗り込み。
いくらなんでもあんまり。
顔の覆いは外させてもらって、私が傘をさしかけて車のリフトへ乗ってもらった。

介護宅タクシーは超スロー。
小さな道路の凸凹にはきっちり減速。乗っている方へ衝撃が少ないように配慮されて走る。
山奥へ奥へ里山には霧が立っている。
地価が安い所為もあってか、福祉施設や老人病院は大抵、山奥にある。
ただでも娣捨て気分になる。

療養型病床のある病院は山肌にやさしいレモンイエロー。
中は広く天井は高く、清潔でほっとする作りになっている。

いくらきれいでも広くても、プロの介護が始まっても
家族介護のきめ細やかさは温かみとは微妙に違う。
契約の途中、ご家族だけでも大丈夫そうと見て、私は失礼した。
心なし、契約書に書き込みをしている老々介護の介護者が小さく見えた。

私の利用者としては終了。
事業所に帰ってファイル一式を保管の方へ移した。

家にぽつんと残されるだろう介護していた人が気になった。
命消えた猫と人とを比べる方がどうかしているが、
世話しなくて良くなった手持無沙汰と、がらんとした空間と、
どこか似ているように思えた。

仕事を終えてから
ちゅんちゅんの点滴の済んだ医療ゴミや残った薬を動物病院へ返しに行った。
「ほんとに 充分なさいましたよ」
私がご家族にかけたのと、おなじ言葉が今度は私にかけられた。

あのご家族も同じように、気分シャキッと再スタートなのだ。



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