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徒然袋小路
朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」読了
2017年01月05日
テーマ:本
久し振りのブログです。
読了シリーズを再開します。
今回は朝井まかて著「阿蘭陀西鶴」を読了しまいした。
西鶴の生きざまを盲目の娘、おあいの語りでつづる父娘噺です。
最初は距離があった父娘関係が次第にほぐれていき、最後はひとつの布団に隠れて借金取りをやり過ごすほぼに、心と心が近づいていく、何とも清々しい物語です。
初期の作品とは少々趣の異なる作風ですが、とてもお勧めです。
いつもは映画にしたら誰に演じてもらおうかなどと妄想するのですが、この作品は小説として読むのがとてもよいと思います。機会があれば、是非、ご一読ください。
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