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吾喰楽家の食卓
圓輔の『芝浜』
2016年12月06日
テーマ:古典芸能
外出しない限り、日曜日の午後は、Eテレで『日本の話芸』を楽しんでいる。
今回は芝居見物だったので、翌日(5日)の再放送を観た。
演題は、三遊亭圓輔の『芝浜』である。
クラッシック音楽でいえば第九交響曲のような存在で、師走になると各所で高座に上がる噺だ。
上野鈴本演芸場では、十二月中席の夜の部で、トリを務める演者が日替わりで『芝浜』を口演する。
十二月の銀座風流寄席でも、鳳楽師匠が予定している。
圓輔師匠の『芝浜』は、挨拶こそ一言あったが、マクラなしで本題に入った。
長い噺を、三十分で終わらせなければいけないので、やむを得ない。
「芝浜」の海で「酔っ払い」の魚屋が、四十二両入った「財布」を拾う噺である。
三遊亭圓朝作の三題噺と云われている。
三題噺とは、客から貰う三つの言葉を取り入れた、即興の噺だ。
「あぶく銭があると、碌なことにならない」と考えた女房が、財布を拾ったことを、夢だと思い込ませる。
心を入れ替えた亭主は、酒を断ち、真面目に働いた結果、三年間で小さな店を構えるまでになる。
「もう大丈夫」と思った女房は、騙したことを詫び、「大晦日だから」と、好きな酒を勧める。
一度は飲もうと思った亭主だが、「よそう・・また夢になるといけねぇ」というオチで、普通は噺が終る。
観客もそう思って、拍手をした。
拍手が少し静まって、圓輔師匠は、「大丈夫、私が正夢にするから」と、予定のオチを云った。
先月、『初演の会』で、鈴々舎馬桜の三題噺を聴いた。
ここでは、即興ではなく、前月に決めたお題だから、宿題三題噺と称している。
馬桜師匠は、マクラで「宝島のフック船長の名前は、義手のカギから来ている。また、フックには、釣針の意味もある」と説明していた。
この日の三題噺は、フックが釣針の意味だと知らなければ、オチが理解できない。
今回、圓朝師匠が、一般に知られていないオチを使ったのには、何か拘りがあるはずだ。
テレビ中継なのだから、拍手のタイミングを、事前に根回しすることも可能だったと思うのだが。
『芝浜』には、「自己陶酔が鼻につき、クサすぎる」という評価もある。
これは、好みの問題だと思っている。
『芝浜』は、好きな噺の一つだ。
名作だと思っている。
そもそも、落語にせよ、歌舞伎にせよ、クサすぎる所は多い。
三ヶ月間、楽しんで来た『仮名手本忠臣蔵』だって、自己陶酔やクサすぎる場面は少なくないと思う。
ところで、圓輔師匠の話芸に対する感想が抜けていた。
立川流の若手を指導しているだけのことはあり、実力のある噺家だと感じた。
オーソドックスな古典落語の演者で、安心して聴いていられる。
今度の土曜日、早朝だが、総合テレビでも再放送がある。
起きられたら、もう一度、観たいと思っている。
*****
写真
12月5日(月)の昼餉(ワンコインの讃岐うどん)
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パトラッシュさんへ
追伸です。
>オーソドックスな古典落語・・
この表現は、淡々さのニュアンスを含めています。
落語協会の会長である柳亭市馬にも、類似の芸風を感じています。
もっとも、『片棒』における、主の台詞などは、迫力がありますが。
2016/12/06 09:50:45
パトラッシュさんへ
おはようございます。
確かに淡々とした印象はありますが、30分という時間制限も影響していると思います。
今回、前半は軽く流し、後半に時間を費やしていました。
もっとも、時間を掛けても、淡々さは残るでしょう。
これが、圓輔師匠の芸風なのかもしれません。
他の噺を聴いたことがないので、何とも云えませんが。
私も鳳楽師匠の『芝浜』に期待しています。
多分、60分近く熱演してくれると思います。
待ち遠しいです。
2016/12/06 09:44:51
圓輔師の落語
上手いとは思いました。
円熟している。
確かにその通りです。
しかし一方で、やや淡々と語り過ぎている。
という印象を受けました。
その結果、魚屋勝五郎の、財布の中を確かめた時の、感激というものが、やや薄い。
押しなべて、感情の起伏というものが、なだらかである。
そこに、物足らなさを、感じたりもしました。
鳳楽師なら、その辺に、抜かりはないのではないか……
もっと噺に、艶が出せるのではないか……
期待が高まった次第です。
2016/12/06 09:13:21
yinanさんへ
おはようございます。
落語は、内容を知っていても、楽しめるからいいですね。
圓輔師匠の円熟した話芸を、楽しむことが出来ました。
オチで、先走った拍手が残念でした。
2016/12/06 08:50:38
観ました。
吾喰楽さん、おはようございます!
「芝浜」、録画して観ました。
内容は知っているので、圓輔師匠の話芸をに
ポイントを置いて楽しみました。
さすが、上手いですね。
2016/12/06 08:04:19