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越後屋寝物語　

2016年08月16日
テーマ：テーマ無し

朝から曇り。

台風７号が
今夜半関東へ近づくようだ。

それほど
大きな台風ではないので
心配はしていないが、
田畑の持ち主にとって
台風と聞いただけで心配になるのは
当然だろう。

雨は大事だが
降り過ぎてもダメだし、
太陽も大事だが日照りも困る。
暑過ぎても、寒過ぎても、
風が強くても困る、のは
農林水産業の宿命か。

土日祭日の休みも無く、
嵐が来れば真夜中だろうと見回り、
朝早く一番に起き、夜遅く最後に寝る。

赤子の世話をしながら、
舅、姑や小姑の面倒まで見てれば、
自分の娘は、
苦労する百姓より都会のサラリーマンに
嫁がせたい、と思うのは
母親にすれば当然だろう。

百姓の次男坊以下にしても
分けてもらえるほどの田畑がなければ、
都会へ出て、
土日が休みの余裕ある生活を望む。

こうして核家族化が進み、
嫁の居ない百姓や高齢化した百姓が残り、
地方の村は過疎が進んで行った。

我が母も、
親同士の決め合いで、
３人兄弟の長男だから、なんて
会ったことも無い父のところへ嫁に来て、
粗末な結婚式の席上で
３人のはずの小姑が９人も紹介され…
それでも、あきらめたとさ。

戦後数年まで
男中心の社会構造と風潮が続き、
男女雇用均等法が出来た頃から
女性も社会進出を果たし始め、
やっとまともな社会構造に歩み始めた。

そのかわり、
後継者問題と高齢化による地方の活力は弱まり、
残り少ない若者たちも、
都会へ出て行くのが
当然だと考えるようになって
街と村の格差はさらに広がった。

誰が良くて誰が悪い、とかではなく、
東大出の頭が良い官僚たちが
オラが村さに予算を分捕る、なんて
馬鹿な多くの議員たちを抑え、
国の未来を本気で見据えてほしかった。

官僚も議員も
追従する企業と共に
私腹を肥やすことばかり考えてれば、
日本だけじゃない、
中国も韓国も米国も、
未来は戦争に進むしかないのは
何度も過去の歴史が証明している。

これが本当の
歴史認識じゃん。

今宵は
台風から歴史認識へと
話がだいぶ飛躍しすぎたわい。

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