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心の軌跡

私が在宅介護を躊躇する最大の理由 

2016年08月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



なんで

いっつも愚痴や人の悪口を

言うんだろう?


と母のことを考えてみた。


「ここは最低や。何にもしてくれん。」


今までに何回となく聞かされてきた言葉

所変われど

言うことは同じ。


これはその場所やその人のことが気に入らないというよりは

寝たきりで自分の意のままにならない状況が

いやなんだな


と気づいた。



(なんとかして私が自由に動けるようにしてよ。)

そんな心の叫びでは

ないんだろうか。



そう思えば

何度言われても

黙って受け入れたらいい・・・



自分に言い聞かせてみるも

やっぱりあの愚痴や悪口が延々と続くのを

黙って聞いて

「そうな,そうな。」と

受け入れることは

難しい。


朝,猛烈な暑さの中

車を走らせてやっと母の元に行くや

「もうなぁ・・・」と

怒りモード全開で

母の愚痴が始まる。

(もう・・・勘弁してよ。)と

私は心で叫ぶも

父が側に居るので

黙って聞くしかない。


父はというと

母の愚痴を真に受けて

「困ったなぁ。どうしたらええんやぁ。」と

顔を曇らせ

落ち込む。


(どうしたら母の心を安定させられるのだろう。)と真剣に考え

できることはやってきたつもりだ。

でも

結局,それでも満足はできず

やっぱり愚痴と人の悪口を

私たちに湯水のごとく投げかける。


今の状況・・・寝たきりという状況が

改善されなければ

母の不平不満は

解消されないのだから

いくら場所を変えてみた所で

母の心は穏やかにはならないだろう 。


そのためのリハビリ(車椅子を自分でこぐ)をしているのだが

それも「しんどい」という理由で

いやがる。

そして

「私がしんどそうにしていても押してくれん。」と

不満を言う。


「私のようになってみたら私の気持ちがわかる。」と言う母に

言う言葉は見つからない。


寝たきりの方はたくさんおられるけれど

みんな母のように言うのだろうか?


在宅介護をしていた時も

今思えば

いろんなことが

あったなぁ。


その時は

「私が不十分だから・・・」と

自分を責めて責めて・・・

父もパニックになって・・・


ある時

ベッドの側にネクタイが置いてあったの。

「これ何に使うん?」と聞く私に

父は

「いや,ちょっと遊んでいただけや。」と言った。

デイサービスで

「ひもみたいなものを母の手に持たせて引っ張って体を起こすこともリハビリになる」と

父は言っていたことがあったので

そういうことをしていたのかもしれないけれど

私は別のことを考え

ぎょっとした。

母が父に強要したのか父の意思か・・・どっちかわからないけれど

そういうことも・・・と

考えてしまった自分が

恐ろしかった。


それからしばらくして

母は誤嚥性の肺炎になり

救急車で病院に運んだのだが

もしあのまま在宅介護が続いていたら・・・と思うと

私は恐ろしく

体が震える。



これが

私が在宅介護を躊躇する最大の理由です。





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