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雑感日記

大地の呼吸不全 

2016年06月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 
★鈴木昭彦さんから、広報のお手伝いを頼まれて、こんなイベントに行って見ることにした。
 
  
 
 
  矢野智徳さんが来られて指導があるので、一般人は5000円、造園家などのプロは1万円だという。
教室の講習ではなくて、耕作放棄地の整備をするのだと仰るのである。
それが有料とはビックリした次第だが、指導をされる矢野智徳さんは、NPO法人『杜の会』の副理事長で有名人らしい。
検索するとこんなページが現れて、その殆どを読んでみた。
  https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=NPO%E6%B3%95%E4%BA%BA%E6%9D%9C%E3%81%AE%E4%BC%9A
 
その中で、矢野さんは『大地の呼吸』を説明されているのである。
 
 




 
 



 
造園ということをずっと続けるなかで、ここ20年来は、現場での風と水と光の動線を軸に人の動線を加えて自然環境を読み、特に「大地の血管である水脈」と「空気」に着目して、全国各地で現地の自然素材を使った環境整備、自然治療をしています。
 
 
   




 

本来、日本国土は清流域でした。雨が降ってもきれいな水の湧き出る流域がほとんどだったのに、ここ20〜30年の国土開発によって泥水汚染の広がる流域に変貌しています。
 

立ち枯れた神社の奥宮の林

矢野「ある時、熊野古道の一角にある神社で、山の頂上の森が忽然と枯れ始めたから診て欲しいと言われ、頂上まで登ってみました。枯れた森の表土がどんな状態か、移植ゴテで掘ってみたらドブ臭かったんです。こんな奥山の頂上で有機ガスが発生するなんてあり得ないから、これはきっと谷が詰まっているなと思ったわけです。で、谷を調べたら、ものすごい崩壊の谷で、谷筋から川を追うと流域全部が傷んでいて、9km先にダムがあった。大規模な土砂崩壊と流域河川の浸食、本流ダムの土砂埋没、流域の泥水汚染という、まるで人間の動脈硬化のような実態でした。
 
本来、土壌環境は、空気や水が円滑に通る隙間のある「団粒構造」をしています。それがコンクリートによってつぶされ、雨が降るたびに少しずつ団粒構造が壊されて、空気が停滞するような環境が生まれてくると、水も停滞し、隙間はあるのに空気や水が動かないために呼吸できないような環境が広がってきます。
それに対して、例えば、小さな場所で、詰まっている部分のコンクリートと石を取ってやるとスーッと泥水がその場所だけ消える。そんな改善作業をやると、待ってましたとばかりに息を吹き返してくる。それが現実です。」
 
 
 
 
★ 私は自然は好きである。
都会のマンションは機能的でいい などと言うが、庭付き一戸建てがいいと思うし、緑いっぱいの三木は大好きなのである。
『大地の呼吸不全』昨今人間が傲慢になり過ぎているのかも知れない。
そんなことで、こんな方たちがいろいろと『杜』を語っておられるのだが、片っ端から読んでみた。
その中から、気に入った箇所を幾つかご紹介してみる。
時間のおありの方は、すべてお読みになることお勧めである。
      

宮澤 正明さん
須山 実さん
矢野 智徳さん
川廷 昌弘さん
大和田 順子さん
枝廣 淳子さん〜2011年「国際森林年」〜のはじまりによせて
三沢 厚彦さん
降矢 英成さん
松原 卓二さん
中村 道雄さん
高見 幸子さん
安珠さん
柳生 博さん
木村 崇人さん
いとうせいこうさん
浜田 久美子さん
長野 修平さん
田中 律子さん
山田 玲司さん
渋澤 寿一さん
竹村 真一さん
善養寺 幸子さん
枝廣 淳子さん

 
 



大学卒業後に、もっと専門的に英語を勉強しようと留学したアメリカの大学で、「女性が働くのは当たり前」という当時では珍しい考え方のスウェーデン男性に出会い、やがて結婚してスウェーデンで暮らすようになりました。
スウェーデンの森って、日本と違って平らだし、雑草が少なくてすごく入りやすいんです。
だから、文化やマナーとして、自然や動植物に対する配慮が身についている。枝を折らない、ごみを捨てない、貴重な動植物は採ってはいけない。そして、道路などを造る時には事前にきちんと調査をして、希少な生物が生息する場所は避けたり景観に配慮したりする。すごく自然を大切にする国だなと感じました。
 一方、80年代、久しぶりにふるさとの丹波へ帰った私を待ち受けていたのは、育った村を縦断する高速道路でした。山が削られ池も埋められて……。聞けば、ほとんど誰も反対しなかったというじゃないですか。経済発展のためだとは解っていても、「日本とスウェーデンではどうしてこんなに自然との関わり方が違うのだろう?」と悶々と考えました。
 


 


 


日本各地の農山村を訪ね歩くと、その背後には必ず森と山がありますよね。自然の中に居て土に触ったりしていることが多くなったので、なんかアースしている感じ。森の中に居るときのように潜在意識が活性化しているような感覚が、都会に居てもあって。チャンネルが開いているようで、四季の移り変わりとか鳥の声とかに敏感に反応するのを感じます。
そして今、平地の農業から中山間地域の農業、そして山の暮らしと林業へと、興味はどんどん上流に向かっています。私自身はもともと川の下流の人間で、子どもの頃はアメリカの上流社会に憧れていて、今は日本の川の上流に呼び寄せられて……。私にとっての新・上流社会から招待状が来ているんです。


 
 
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