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流老記

イカロスとアキレス 

2016年05月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日と打って変って
朝から快晴。

いつもの靴底がすり減ったので、
以前に買っておいた
新しい靴の履き初めに出る。

昔々、
型にしたいくらい、と言われたこともある
理想的な足には
量産品の安い靴は大体合う。

ワラジや地下タビは似合わないから、
やはり、
足からして百姓に向いてなかったんだな。
向いていたのは顔だけなんて
哀しすぎるわい。

いつものコースで
いつものコーヒーショップで
いつものカメラマンと雑談。

晴れたねえ…
晴れたねえ、の挨拶がほっとする。

狭い座席で
これ見よがしに足を組み、
見なよ、おニューだぜ、と靴を見せつけ、
デカいじゃん、に
十一文半だ、と答える。

小さい頃は
越後のイカロスと呼ばれてた、なんてね。

オレは
浜のアキレスと呼ばれてた、の反撃。

しばらく
イカロスの方が早い、
いやアキレスだ、の
越後・上杉と相模・北条の戦いが続く。

新聞を読んでいた隣席のオッサンが
時折チラ見しながら首をひねってる。

イカロスも
年老いてイカレスになり、
アキレスはヘアレスとなったが
昔、早かった記憶だけは失わないから
それなら今度、
運動公園で100m競争をしようぜ、の
やりもしない約束で落ち着く。


Qさんなら、
ゴールに本物の麦酒を
カメラマンには魅惑の熟女を置いておけば
壮絶な本気の競争になるだろうが、
はて?自分には何が置いてあれば
全力で走るだろう。

越後のイカロスには
もはや
天に昇るしか道はないのだろうか…



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阿Qさん

根無草さん

甲斐の葦駄天でしたか、失礼しました。

私のゴールには、
やはり煙草ですかな。

しかし
どのみち二人には勝てませんよ、
何しろどちらも
頭の空気抵抗が無いのだから…

2016/05/19 21:05:05

三つ巴

阿Qさん

アタシも幼少のみぎりには、韋駄天と呼ばれた男。
今だって、地下足袋履かせたら、イカレスやヘアレスと良い勝負。
イカレスさんのゴ−ルには、心豊かな女性を置いといたら?

2016/05/19 06:33:19

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