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3月21日 自然愛好友の会オフ 朝比奈切通・名越切通(6/6) 

2016年04月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[久木隧道〜熊野神社〜逗子駅]

久木小学校裏を通り抜け、学校の東側に折れ、久木隧道に向かう。このトンネルの久木地区側は戦前、横須賀海軍工廠のための工員寄宿舎群があり、工員の逗子駅へ通勤の近道として、山の根との間の尾根に開削されたのだとのこと。1941年の完成だったようだ。道はあまり広くなく、車は一方通行になっているのか、久木から山の根方向にだけ走っていた。久木隧道を抜けて最終目的地の熊野神社に向かう。

熊野神社は横須賀線逗子駅の北側に伸びている標高50mほど尾根の麓に立ち並んでいる山の根地区の住宅地の奥の山裾で階段を上った所にある。神社そのものは特に目立つほどのものではないのだが、神社の社殿裏の山の中腹に横穴古墳があり、それを見学するために訪れたのだ。この山の根地区には多くの横穴古墳があるそうだが、熊野神社裏にはそのうちの7基があり、3基については見学路が付けられている。社殿の右側の森に付けられた見学路の階段を上がった。狭い山道だが、30mほどの距離だ。3基は同じ位の高さに並んでいて、穴の口には白く塗られた木製の柵が設置されていた。そのうちの1基は横穴の口が殆ど土砂に埋もれ、朽ちた木の枝や枯れ葉が覆っていた。1基は完全に中が見られ、鎌倉のやぐらのように長方形の穴では無く、ドーム状の天井になっていた。奥行きは2mほどか。奥の壁には透明のポリシートで覆った張り紙があったが、薄暗くシートの反射もあって何が書かれているのかは分かず、それ以外は空洞で何もなかった。この横穴古墳は、七世紀始めから八世紀末の200年間に造られたものとのこと。

3時58分、熊野神社を後にする。JR逗子駅までは300m足らず、県道に出ると直ぐのところが駅だった。踏切を渡り、4時5分駅前に着いた。帰りの電車経路の関係もあって、今回は駅ホームで解散した。

天気予報では、もう少し上天気が期待できると思ったのだが、すっきり晴れることは無く、十二社果樹園ではほんの僅かで雨具を使うほどではなかったが、にわか雨もあった。そのため十二社果樹園の展望所、鎌倉逗子ハイランドの水道山とも展望はもうひとつだったのは惜しまれる。それでも雨を心配するほどのことは無く、朝夷奈切通でもやまなみルートの歩道でも、名越切通でもウグイスの声を聞き、まんだら堂やぐら群も見られ、計画コースを完歩できたので良しというところだろう。一部、逗子市内で計画コースを外れてしまったこともあり、7時間弱の異例の長い行動時間だったが、自然と歴史を巡るオフ会、参加された方には喜んでもらえたようで安心した。
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写真は、「久木隧道」「山の根 熊野神社と横穴古墳」



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