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小春日和♪ときどき信州

本・朱川湊人 「わたしの宝石」 

2016年04月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





 内容紹介
さみしさが目に見えたら、世界はどう変わるだろうか。苦しいほどの感情が胸に迫る。名手が放つ、切なさと爽快感いっぱいの直球6編!


               

 読書備忘録 

それは宝石だー・・・

「さみしいマフラー 」
事故に遭ってから、見えるようになっちゃったのは、首にまきついているマフラー。
それは寂しいと思っている人に現れているものだった。

何日かご一緒に講義を受けていて仲良くなったヘルパー研修中にご一緒だった方。
ある時何かのお話で、ご主人をガンで亡くされものすごく寂しいとぽろぽろ涙をこぼされたことがあった。
家にずっと引きこもっていたけれど、遠くに嫁いだ娘さんを頼るわけにもいかないから、日曜日だけちょっと離れたところの酒屋さんでアルバイトを始めた。
なんで日曜日だけなんですか?に、日曜日はみんなご主人と楽しそうに出かけるから、自分はもうそれができないと思うと見ていられない。って・・・
少し気持ちに余裕が出来たからヘルパーの仕事をしてみようって思ったって。
根掘り葉掘り聞かれたら嫌だなって思ったけれど、こういう仕事をしようとする人は違うのね。何も聞かないでくれたからうれしかった。って仰ったけれど、まだそれほど親しくなっていなかったからねって話していた。
ってことをこれを読みながらいちばんに思い出した。
そして、ご主人大事にしなさいよ。って言われたことも・・・

読んでいる最中に野球選手の薬物事件が報道されていた。
すぐに思ったのは母親の事。同じ母として息子の事を思う母親はどうなんだろう?でも認知症を患い施設に居ると報道されていたから、お母さんはもうわからないのかな?と同時に分からなくて良かった。とも・・・

さみしさの印のマフラー・・・見える人が居たら、きっとあっちにもこっちにも・・・


「ポコタン・ザ・グレート」
強いぜポコタン
おー・・・お母さんだったのね。


「マンマル荘の思い出」
マンマル荘は本当はマツマル荘だったのよ。
ちょっと事情があって住んでいたアパートの人々のお話。
キミちゃんのお話が・・・


「ボジョン、愛してる」
おっさんが愛したイドル
愛したまま消えていくみたい・・・


「想い出のセレナーデ」
壮絶だ・・・千晶・・・生きてた。
良かったと読んできたら、記憶が消えていた。
お気持ち分かりますが、そんなに泣いて・・・びっくりされているじゃない。

このお話がいちばん良かった。


「彼女の宝石」
憧れの君と結婚できた・・・びっくり。
だが、好きな人が出来ました。って・・・
思っていたT国へいって思いを遂げようとしていたのに・・・でも子供たちがうたったね。
「あーらーら、こーらーら、いーけないんだ、いけないんだ!」

 
「花まんま」 を読んで、おっ!とはまり 「かたみ歌」 でどっぷりはまった朱川作品。
以来 朱川作品を楽しみにしている。
図書館でオール読物に出ていたのをさわりだけちょびちょび読んでいて、いつ本になるのかしら?と待っていた作品。

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