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昭和2年生まれの航海日誌

海浜の春 

2016年03月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 窓際が明るくなっていた。
 海側の窓は、霞で淡路島がすっかり包まれている。
 煙が近くの高い煙突から真っ直ぐにあがり、その脇に
うすぼんやりと、半月が残っている。海は静かだった。

 楽しみでグランドゴルフ グラウンドへ出ると、周囲の
花壇には菜の花、麦の青さが春を追い立てていた。

 ”菜の花や月は東に、日は西に”
 あれは、彼岸のころのことで、もう1週間が過ぎて、
ここでは、春たけなわと言ったところ。

 あの花壇の青い麦に気を引かれる。
昨秋、一握りの種子が蒔かれたものには違いがない。


 この麦に気が付いてから、数年になる。勝手な推測では
あるが、蒔いてくれた人は、きっと農村出身の人だと思う。
 菜の花,レンゲそれに緑を加えたあの素晴らし風景に
幼少時代を過ごし、ひょとすると、己と同じような地域では
ないだろうか。
 嬉しいなあ、ここで青い麦穂が見られるとは。

 傍の菜園は、旬の冬野菜は収穫されてしまって、エンドウの
白、紫の花盛りである。
 
 お天気は好都合なことが多いが、桜としては、優しい春雨が
欲しいところ。

 遊歩道を歩いてみた。 やはり”オオシマザクラ”が一番速い。
 このサクラ、花より先に若葉が出る。” ソメイヨシノ”は落ち着いて
4月の入ってからの開花で本番である。

 「今年はサクラ観はしないのですか」
 「10日過ぎに決まったよ」
 「大丈夫かな」
 「八重桜だから、ちょうどいいよ」
 これで安心した。
  市内を流れる川畔のサクラ、”造幣局のサクラ”がある。これは
 ゆっくり構えていても、見損なうことは先ずあるまい。

 霞かかりて、夕陽はどこえやら。
 折角の春が来てくれた。波荒天に楽しんで夏を迎えよう。







 

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