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流老記

病院にて… 

2015年11月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝のうち雨。

昼前には止む、との予報を信じ
傘を持たずに
いつもの定期検査のため
病院へ向かう。

雨のせいではないだろうが
比較的空いている。

受付を済ませ
コップを持って採尿室へ向かうと
ちょうどドアが開いて
例の中気ジジイが出てきたので
回れ右して廊下の角を曲がる。

しばらく
廊下の壁に貼りつき
ジジイをやり過ごす。

あぁ、うぅ、とか言いながら
ジジイが通り過ぎたのを確かめ
採尿室へ。

採尿室へ入る前、
脇にある採尿コップ置き場をチラッと見ると、
あるんだなあ、なみなみ注いだコップが…
そして例の如く、
コップの周りが濡れてるじゃん。

あの歳なら
普通は出なくて出なくて
困ってるはずなんだけれど…
やっぱ
流す水を汲んでるに違いないわさ。

よっぽど出なかったら
オレも真似しようかな、なんて。

いつもと変わらぬ問診のあと
診察室前の廊下で待っていると
いつもの鬼看が出て来て
検査表と処方箋を持って歩み寄り
こっちの顔を見て名前を呼ぶ。

だからあ、
あんたとは
2年前に入院したときからの付き合いだろ、
いつまでも
名前と生年月日を言って下さい、なんて
言うなよ。
真っ直ぐオレの前に来てるじゃん。

規則ですから…のひとこと。

氏名・本籍・生年月日・身長・体重・病名を述べ、
敬礼してやったら、
ヨシッ、だって…

ザケンナヨ、と不貞腐れると
規則破りの不良患者が悪いんです、だと。

反論はできないけれど、
もし中気になったら
一番に検尿コップを掛けてやる、
あぁうぅとか言ってね。



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