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老いてなお

農村歌舞伎舞台 

2015年11月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

国指定重要有形民俗文化財;上三原田の歌舞伎舞台
 所在地 群馬県勢多郡赤城村上三原田(かみみはらだ)269番地の1
群馬県の渋川市赤城町(旧勢多郡赤城村)にあります木造の廻り舞台、

人力で舞台をせり上げたり下たりします。
舞台操作の公開と毎年11月に地元中学生のこども歌舞伎や農村歌舞伎を上演します
萱葺寄棟造(かやぶきよせむねづくり)の、四方板壁、間口五間、
奥行四間の見た目には大きな納屋のようにみえる建物です。
 
がんどう機構 1
上三原田の歌舞伎舞台には、三方の板壁を外側に倒して、舞台面を2倍以上の広さにするガンドウ機構、舞台の奥に遠見と呼ぶ背景をつけ、奥行きを深く見せる遠見機構、平舞台いっぱいの回転部を回転さる柱立廻式廻転機構、二重と呼ぶ小舞台を天井・奈落の双方からせり上げ、せりおろすセリヒキ機構の4つの特徴を持ち、全国いや世界に例を見ない特殊な機構を持つ珍しいものです。

機構 2
柱立廻(はしらたてまわし)式廻転機構
平(ひら)舞台いっぱいの廻転部(ナベブタ、径20尺)は、6本の柱によって支えられています。
そしてこれを押すことによって廻転させます。
その他の舞台は、独楽廻(こままわし)式や皿廻(さらまわし)式ですが、
この上三原田歌舞伎舞台は唯一である。
機構 3
セリヒキ機構(二重セリ)
セリというのは、普通奈落(ならく)から役者がせり上がる機構(これをスッポンという)をいいますが、この上三原田歌舞伎舞台は、二重(にじゅう)という横15尺(454.5cm)、奥行5尺(151.5cm)の小舞台を重ねた形で、天井と奈落の双方からせり上げ、下ろすという通常とは異なった二重セリという機構です。
これを用いる場面は、廻転部(ナベブタ)を廻しながら上下することが多いものとなります。



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