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独りディナー
思いがけない、パッサカリア
2015年09月22日
テーマ:シニアライフ
生オルガンで「パッサカリア」を聴かせて貰う約束が、私のポーランド行きが急に決まった為に伺えなくなり、帰国してみたら今度はあちらが忙しくなって、結局12月に延期することになった。
ところが、昨日久々に教会の礼拝に参加したところ、そのオルガニストにお会いすると「今弾いてもよいですよ」と思いがけない言葉。
私の中では、パッサカリアは何処へやら状態だったのだけど、「練習するのを聴いていただくという感じですけど、それでも良ければ、12月になるまで何回でもどうぞ」という、何とも大らかな対応である。
確かに、夏休みの間これだけの大曲をせっかく練習したのなら、忘れてしまう前に誰かに聴かせたいという気持ちが、とてもよくわかった。
そして、いろいろわかった事。
まず私の考えるテンポより、あちらはかなり速く弾いていたのだが、それはそこの教会では残響が殆ど無いために、ゆっくりしたテンポでは間が持たない、という事だった。
次に、長い音符をやや短かめに切って弾いていたのは、やはり残響のせいで、長く伸ばしているとその残響に次の音がかぶさり、結果濁ってしまうという訳である。
もっと長い残響の教会では、更に短く切って弾くそうだし、テンポ設定も勿論変わってくるだろう。
思い起こすと、10年位前にポルトガルの古いお城で、キャリオンの演奏会を聴いたことがあるのだが、その時にこのパッサカリアが演奏されていたのが蘇ってきた。
キャリオンという楽器は、オルガンと同じ様な演奏スタイルなのだが、オルガンの音源がパイプなのに比して、キャリオンはたくさんの鐘である。
その膨大な数の鐘を鳴らして、パッサカリアを演奏するのだから、残響でクリアさには欠けるのは当然である。
しかし、お城に備えられた広大なキャリオンを、私たちは中庭に向かって回廊に並べられた椅子に座って聴いたので、その響きは鐘の音が次々に重ねっていって、その余韻が次の余韻を呼び寄せるかの様で、実に素晴らしい経験だった。
そう、演奏を聴いたというより、体験した感覚だったかな。
そして昨日も、思いがけないパッサカリア体験をさせて戴いて、これからは自分ももう少し曲を勉強した上で、何回となく聴かせて貰おうとわくわくしている。
昨日、今日と少しずつピアノで弾き始めた。
ちょっと弾くだけで、こんなにどんどん形になっていくのなら、弾かなきゃ損々、とシニアは図々しく思うのであった。
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バッハのオルガン曲です
吾喰楽さん、コメントありがとうございました。
youtubeで聴いて下さったのですか・・。吾喰楽さんのお人柄ですね。ありがとうございます。
パッサカリアとは曲の形式なので、色々な人が作曲しています。一言、バッハのオルガン曲、と付け加えるべきでした。でもパッサカリアと言えば、この曲が最高峰なのですが、ネットはその辺がちょっと見えにくいところがありますね。
私のお勧めは、下記の演奏です。お時間がおありでしたら聞いてみてください。私の様にオルガン初心者の分際で、何とか挑戦してみたいと思う気持ちが伝わるかもしれません。
Karl Richter - Passacaglia & Fugue In C Minor - BWV 582 (1969) .
2015/09/22 20:46:43
YouTube
こんばんは。
パッサカリア?
ウィキペディアで、調べてみました。
でも??
百聞は一見に如かず。
YouTubeで、聴いてみました。
吹奏楽、弦楽二重奏、ピアノ、ギター・・・、何となく解りましたが、本当のところは???
2015/09/22 19:02:01