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敬老の日　

2015年09月21日
テーマ：テーマ無し

朝から気持ちの良い晴れ。

肩たたき券、などというものを
孫が祖父母に渡す微笑ましい光景が
ＴＶの中で見かけられる
きょうは敬老の日。

小さな会社の
取締役となった１７年前、
銀行の若造に
帳簿を叩かれながら、
人件費が多いんだよ、と罵られたシーンは
三途の川を渡っても忘れない。

リストラ担当役員となり、
子供が上の学校に入るという者も、
女房が入院手術するという者も、
住宅ローンを組んだばかりという者も…
たかが１００人程度の小さな会社で
３０人もの肩を叩いた。

一年経って
最後に自分の肩を叩き
これでいいんだろ、とばかりに
会社を辞めたっけ。

映画やドラマでは
リストラされた側のテーマが多く、
切る側は鬼の扱いだったのが
悔しかったっけ。

後ろから
肩を叩いて、
よう元気？　なんて
あれ以来したこともないし、
できもしない。

もし、孫がいて
肩たたき券などを突き出されたら、
どうしたものだろう。

そうならなかったのは
肩を叩いた彼らの
怨みつらみが在るからなのかもしれない。

敬老の日がくるたび、
あの頃の辛い記憶が蘇る。

ある日不意に、
人生の肩を叩かれるのは
それほど
遠くないような…

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