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風が強く吹いている  三浦 しをん 

2010年12月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



風が強く吹いている三浦 しをん新潮社

図書館のしをんコーナー書架に一番汚れて、今にもページが外れそうで
実際にテープ補強がされてこの本はあったりなかったりした。
ずっと存在は知って読む気だけが起こらなかった。

表紙からしてこれは箱根駅伝の話だ。
みんな好きなんだろう。
他のしをん本の中でダントツの汚れっぷりを見ても、
しをん好きだと言うより箱根駅伝ファンが借りていった考算が強い。
スポ根話は大っキライだ。
しをんさんの手によるものでもイヤに決まっていると避けてきた。

図書館内を3回周ってワン
借りるものが決まらなかった。禁断のこの本に手が伸びた。
読んでびっくり普通のスポ根でなかった。
しをんカラー一色。

あの縦社会の管理社会のスポーツ倶楽部をめった斬り。
チームワークの権化のような駅伝をテーマにして、
個々の思いを大切に人と人との濃い繋がりを物の見事に描ききってあった。
胸がスッとした。

努力だけでは補えない素質の恵まれた人を開花させる下支えを買って出る人の存在。
ちょっと臭い今日のNHK連ドラ「てっぱん」の今日の一シーンにも登場したが、
こちらの小説の監督?はもっと策士で人の心を掴んで力を引き出すのが上手い。
人は脅しや命令では心から動かない。

イヤぁ〜感動しました。
テレビ中継さながら一気に駅伝シーンは読み進んだ。
読みながら全部コースが頭に浮かんだ。
いかによく正月恒例の箱根駅伝を観て居るかと言う証明でもある。
私がずっと一人だったら
たぶん、スポーツ大嫌い人間の私は、興味もなく観てもいないと思う。
この恒例テレビ観戦は
必死で感情移入して食いつくように観て居た夫が残してくれた習慣だ。
おかげで、この小説も十二分に楽しめた。

来年も箱根を観よう もうすぐだ。

← ぽっち ありがとうございますo(^▽^)o

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