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老いてなお

時の流れに身を任せ 

2015年09月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

郵便局で電話を借り新聞社へ連絡、すると面接官が“部屋は?バイトの学生の部屋が空くが.......”又一つ悩みが消えた。
部屋は四畳半、便所は共同、銭湯、外食、洗濯と洗顔は井戸。
今考えれば“神田川”の世界だった。仕事は色々、印刷された新聞を部数ごとに荒縄で縛り、配送トラックに積む。鉛筆削り、すぐ山になるゴミ篭の整理、時には原稿を警視庁詰めの記者へ届けたり、などなど。夏休みはデパートのお中元の配達、冬はお歳暮の配達で稼ぎ、授業の合間に家庭教師などで何とか親を頼らず生活できるようになった。新聞社では映画の招待券を時々学生に分けてくれたり、先輩達が食事を奢ってくれたり、面倒を見てもらった。
好みの映画が見たくなると名画座(安い)で観た。知り合った学校の先輩にまだ新しい学生服、帽子を貰ったり、先輩の先輩の喫茶店で手伝ったりと社会勉強をさせてもらった。



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