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吾喰楽家の食卓

送り火の日 

2015年07月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

七月にせよ、八月にせよ、お盆は十三日から十六日までが一般的らしい。
ところが、仙台では十四日から十六日までだという。
通常、お盆は迎え火で始まり、送り火で終わるのだが、オガラを焚かない宗派もあるようだ。
また、函館でも、そういう風習はないという。
宗派の違いと云うよりは、地域による違いなのだろうか。

お盆の期間中は、近所の買い物をだけで、自宅で過ごした。
故人の霊魂が帰って来ていることを、頑なに信じている訳ではない。
とはいえ、可能な限り家に居て、故人を偲ぶ期間であると思っている。
この日、台風の影響で強い雨が断続的に降っていたので、買い物へも行かず、有り合わせで食事を調えた。
あまり、説明を必要とする品揃えではない。
昼はリングイーネピッコロで、トマトパスタを作った。
ハムもベーコンも切らしていたので、魚肉ソーセージで代用した。
夜は、前夜のメカジキの煮汁で大根を煮た。

迎え火や送り火の時間を、決めている地域もあるそうである。
オガラを焚く火や煙が、あちこちに見える農村風景が思い浮かんだ。
日本の原風景とでも云うのだろうか。
生家では、「ゆっくり帰って貰う」と、暗くなってから送り火を焚いていた記憶がある。
今回もそのつもりでいたが、雨と風が静まったタイミングを狙い、明るい内に送り火を焚いた。
勿論、夕餉の膳は供えてからのことだ。

ところで、生家のお盆は、七月十三日から十五日までである。
当地は十六日までと、一日遅い。
誰に相談することもなく、わが家もそれに倣い、十六日を送り火にしている。
考えてみると、「兄弟が揃ったから」と、一日早く迎え火を焚いた次兄のことを笑えない。
短くするのは問題かもしれないが、長くするのだから構わないと思っている。

   *****

写真
7月16日(木)の昼餉と夕餉



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SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

夕餉が終わったので、こんばんはです。

今回の台風で、随分、雨が降りました。
わが家は高台ですので、浸水の心配はありません。
反面、風が怖いのですが、大丈夫でした。

ご主人も、分かってくれていますよ。
生きている人間が優先です。

2015/07/18 16:58:32

長ければ

さん

こんにちは。

お盆は、長い分にはよいでしょう?
沖縄も、八月後半です。(普通の八月盆より遅い)
だから、あの世の扉が開く云々はないのでしょう?
私も、六時過ぎに、雨やみを見て、送り火を焚きました。
今年は、一日しか、まともにしてあげられなかったと、慙愧の念です。

2015/07/18 15:46:40

シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

私は、宗教に関してもアバウトな方で、料理と同じく自己流な面があります。

来週末は親戚の一周忌、次の週は妻の七回忌と、仏事が続きます。

2015/07/18 11:04:35

寅年ヨッシーさんへ

吾喰楽さん

初めまして。

コメント、ありがとうございます。

数日前に満65歳を迎えられ、定年退職なさる訳ですね。
お疲れ様でした。
それにしても、21年の単身赴任生活とは、長かったですね。
色々、ご苦労もあったかと思います。
私は、単身赴任は、2度経験しています。
埼玉に2年、富山に10年です。
でも、かなりの頻度で、週末は帰宅していました。

拙いブログですが、また、お越しください。

2015/07/18 10:58:34

お盆

シシーマニアさん

>可能な限り家に居て、故人を偲ぶ期間であると思っている。

我が家には、送り火などの習慣がありませんでしたので、なるほどと思いました。

2015/07/18 10:40:47

新しいファンです

寅年ヨッシーさん

今年6月にシニアナビに入会しました。
プロフィール登録してから昨日までブログをゆっくり見ることもなかったのですが、
本日朝からあなた様のブログを拝見しています。
私は21年間、単身赴任の一人暮らしで、毎日自炊生活ですがあなた様の技術、知識
、こだわりに接して感動しています。今月末の退職日まで2週間ですが「食卓のこだわり」
に遅ればせながらチャレンジしてみます。

2015/07/18 10:13:52

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