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心の窓＜　詩作品　＞　

2015年06月02日
テーマ：テーマ無し

　心の窓

心には小さな窓があると言う
開いているのか閉じたままなのか
鼓動か　心の音か　それとも・・・
得体のしれない何かが潜んでいて
流れの中で叫んでいるのか
わたしにはわからない

泣いても笑っても
怒っても嘆いてみても
何も伝わらないと
わかっていたはずなのに
無理やり押し込めた居場所

いつ頃からか
忘れようとした窓辺には
僅かな透間から木漏れ日にも似た
淡い光が射しては揺れて
風音が囁くと小鳥たちも
われを忘れ戯れている
いつかみたい風景が
ここにあるのか

もう、失った時間は戻らないけど
時計の針を止めて
歪んだ螺子で巻き戻せるなら
心の窓を開けて
あなたを待ちたい

　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　27，6，2?−８

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