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ムーミンワールドを覗いてみるか・・。 

2015年05月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:読書

重松清の作品は「きみ去りしのち」しか読んでいない。

この作品は、何度繰り返して読んでも、嗚咽してしまいそうな程に泣いてしまう。

死を扱った作品は、感動させやすいのは確かだけれど、それだけに軽薄に扱うことは許されない。


全体的に追悼の話なのだが、全編が詩の様に美しい。

座右の書、とまではいかないけれど、この本を書棚のどこに収めたかは、常に念頭にある。

そして、ときどき取り出して読む。


作品からかけ離れた、とぼけたイメージで、時折「ほぼ日刊イトイ新聞」に登場する重松さんだが、私は彼の発言には何気に信頼を置いている。


そして先日、ほぼ日の「おじさん三人、ムーミンを語る」という重松さんたちのおしゃべりコーナーを読んで、私はムーミン童話全集を大人買いしたのだ。


私は、ムーミンに関しては、全く知らないに等しい。

ムーミンの登場人物たちのキャラクターが、マグカップになっていて、娘のマイカップの絵が「ミィ」であること、とか。

ギターを弾きながら歌っていた息子が、客席で聞いていた人に「スナフキンみたいだね」と言われたとか。

子供を育てた親としての雑学程度には、なんとなく耳にしていた程度で・・。


それがここにきて、「ムーミンとはなんぞや」と、腰を据えて読んでみてもいい気がしてきたのだ。

一つには、作者のトーベ・ヤンソンが、スウェーデン語系フィンランド人と呼ばれている人たちの出身だと知ったこと。

ムーミンというのはフィンランドの童話だけど、原作はスウェーデン語で書かれているのだという。


まずは、ネットでアニメを試しに視聴してみた。

だが声優たちの喋りが、ジブリ作品などに比べて掘り下げ方が安易な気がして、このコースは却下。


そこで、童話全集だが・・。

先日、息子にその経過を話したら、お母さんには合わないと思うよ、と即言われた。

すでに全集を一気買いしたことを後悔し始めていた私は、ムーミン派の息子夫婦に、それでは読み終えたら送ってあげるからね、と約束した。

そして、この約束は、非常に効果的であった。

その約束のお陰で今、私は宿題を消化するようなペースで、一冊、また一冊と読み進めているのだ。

ムーミン童話全集、全8巻。

今のところは、活字好きの自分に感謝しているくらいで、前途茫洋といった状態なのだが・・。



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覗き口も、いろいろありますが・・。

シシーマニアさん

彩々さん、おはようございます。

お宅のお子さんたちも、やはりムーミン世代でしたか。子供とともに体験するワールドかもしれませんね。
でもシニアの私も、読み進んでいくうちに、作者の世界観に引き込まれつつあります。
童話本の入り口から覗き始めたのは、空想を膨らませることができて、私には合っていた気がします。

2015/05/29 07:33:51

イメージが…

彩々さん

シシーさんが書かれると、幼かった頃の
子供たちの顔が浮かんできて、懐かしい
想いと共に、自然と顔がほころびます。

シシーさんに対するイメージが、又
変化しそうです。(#^.^#)

ムーミン派と言われる層って厚いのですね。
全巻、読破してください。
また、感想を寄せていただけると、シシーさん
Blogのファンである私も嬉しいです。

2015/05/29 06:11:46

フィンランドの世界観

シシーマニアさん

マリーさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
そうですか、関心を持たれましたか。
確かに、きっかけとは、こちらの受け止め方で影響が大小しますよね。
動物が特に好きなわけではないので、息子は合わないと言ったのでしょうけれど、ムーミンワールドに惹かれている重松さんの境地には、読み進んでいくうちに、少し近づいていく気もします。
あんな童話の生まれるフィンランドの世界観は、ちょっとうらやましいです。

2015/05/28 21:39:13

昔々

さん

テレビでムーミンのアニメは毎週見ていたように思います。

重松清さんたちが対談でムーミンを語っていたので童話全集を買ったのですね。
何かを始める動機は色々なところにあるものですね。

まだ、きみ去りしのちを読んでない私は早速読んでみようと思いましたもの。

2015/05/28 20:20:46

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