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頭部ＣＴ撮影（当日編）　

2015年05月21日
テーマ：生活

昨日、頭部のＣＴ検査を受けた。
十五年ほど前にも、富山の大学病院で受けたと思っていた。
今、考えてみると、そのときはＭＲＩだったかもしれない。
というのは、ＭＲＩで横断面を撮像すると、ＣＴとよく似た画像になるからだ。
ＣＴとＭＲＩには、それぞれ長所と短所がある。
ＣＴは短時間で検査ができるので、広範囲の検査に向いている。
反面、ＭＲＩよりも画像のコントラストが悪い。
また、Ｘ線を被曝する欠点もある。

指定された十分前に受付を済ませたら、十三番検査室の前で待つように指示された。
検査室入口の脇に、パネルが張ってあった。
最新型の検査機で、一度に八断面の撮影が出来るらしい。
程なく、検査室に入るよう、云われた。
眼鏡と補聴器を外し、ベッドに横たわった。
まな板の鯉になった気分だ。
静かにベッドは動き始め、大きな輪の中で止まった。
その後、何度かベッドが動き、検査は終った。
会計で時計を見たら、予約時間の数分前だった。
痛くも痒くもない検査が、十分足らずで終わった。

今から十二年前、妻は近所の個人病院でＣＴ検査を受けた。
六年間の闘病生活のスタートである。
自覚症状に我慢が出来なくなり、医者嫌いの彼女が、近所の病院へ行ったのだ。
小さな個人病院だが、ＣＴ検査機を導入していた。
首回りのＣＴ検査を受けた。
直ぐに行けと、総合病院に紹介状を書いてくれた。
総合病院で、全身のＣＴ検査を受けた。
そして、第?ステージの乳ガンと診断された。
当時、その病院では、放射線治療が出来なかったので、都心の大学病院に紹介状を書いて貰った。

今回、検査費用を払う段になって、驚いた。
健康保険が利くとはいえ、高い。
国立演芸場へ行くより高いが、勿論、どっちが大事なのかは解っている。
もっとも、機械の償却費を考えれば、やむを得ないのかもしれない。
妻を最初に診察した個人病院だって、機械の購入費を償却するため、積極的にＣＴ検査をしていたのだろう。
そのお蔭で、初診から治療開始までが、実に早かったのだ。
さて、今回は如何に・・・

　　　＊＊＊＊＊

写真
「道の駅 めぬま」のバラ（５月１３日撮影）

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