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ドリアン助川著 「あん」 

2015年05月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


今日買い物から帰って、足が痛くなって座り込んだまま、この本を夢中で読破。

映画になるわけだわ。素晴らしいお話。

人生に躓いて、つまらなそうにどら焼きを焼いていた中年の雇われ店長。

そこへ働かせて欲しいと押しかけてきたお婆さん。美味しい餡を作れるお婆さんのおかげで、いっとき店は繁盛。
女学生たちが溜まったり、お婆さんと喋ったり。

しかし、お婆さんがハンセン病療養所の人と知られて、客足は落ちる。
療養所が近くにある街でさえ、偏見差別は無くならないようだ。

母子家庭の中学生の少女がお婆さんと仲良くなる。
少女が拾ったカナリアを託すために、店長と初めて療養所を訪ねる。

療養所の描写は詳しい。

私も訪ねたことがるからよくわかる。
資料館を見て、盲人が舌で点字を読む写真の話がちょっとだけあった。

(そうそう、「手が崩れて感覚も無いから、舌の先で点字図書を読むのだけれど、唾液で濡れてすぐ読めなくなる。だから朗読を録音して欲しい」と頼まれたから、私は長年ハンセン病の盲人がたとおつきあいし、全生園から始まって御殿場の療養所にも泊りに行った。
崩れた手を引いて園内を案内してもらった。
納骨堂にもお参りした。骨になっても故郷に帰れないので、皆さんここに眠って居る。その風景も目に浮かぶ)

指は曲がったままだけれど、最高の餡を作るお婆さんと、しょぼくれた店長と、貧しい少女、その三人が織りなす素敵な関係。

素晴らしい物語でした。
樹木希林さんの演じる映画も見たくなりました。

このお花はなんですか?







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