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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜 (十二) 由香里の初デートなんだ 

2015年05月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「まあ、いいじゃないか。お前も、こちらに来なさい。
由香里の初デートなんだ、私も聞いてみたいじゃないか」
「そうだ! 先生に、お洋服を買って貰ったの。今、着てくるね」
由香里は、バタバタと紙袋を持って駆け出した。
「由香里ちゃん。そんな大事なこと、黙ってたらだめでしょ! 
まぁ、先生。ごめんなさいね、散財させまして」
母親は恐縮しながら、彼に謝った。父親も、軽く頭を下げた。

「済みませんなあ、先生。我がまま放題に育ててしまいましたからな」
「とんでもないです。僕こそ、ご報告を忘れていました。由香里ちゃんに、財布をプレゼントしてもらいました」
「ハハハ、そうですか。由香里の奴、先生に首ったけのようだな」

「はあ〜い、ファッション・ショーの始まりよお」
ドアから顔を覗かせながら、由香里が声を上げた。
♪たらら〜♪ とハミングしながら、由香里が静かに入ってきた。
「おゝ、似合うじゃないか」
「あらあ。素敵よ、由香里ちゃん。一段と、可愛く見えるわ」

そんな両親の感嘆に、嬉しそうに由香里は
「でしょ、でしょ。先生が、決めてくれたの。
『クラクラするよ』って、誉めてくれたの。
ねっ、先生。ピンク光線、だもんね」と、くるりと回転した。

彼は、苦笑いをするだけだった。
「でね。先生ったら、意気地がないのよ。ふふふ」
彼は慌てた。
まさか、大観覧車の中での事を話はしないか、と不安になった。

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