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主婦になった娘 

2015年05月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

娘が結婚した。

挙式はまだ先だけど、新生活を始めて入籍も済ませたそうだ。

毎年ゆっくり結婚記念日が祝えるようにと、祭日に入籍したのだとか。

婚姻届の紙を二人で持って、早速写メで送ってくれた。


そうか。

娘とは、もう苗字が異なってしまうのか、という寂しさはある。

でも、二人の幸せそうな表情を見れば、当然ながら悦びがじわじわと押し寄せてくる。


本来私は、女性は結婚すれば、もう人生の半分はお仕舞である、位に考えていたのだ。

たまたま自分は結婚して、幸せな日々を送ることができて、決してそれを後悔している訳ではないけれど、でも家庭を営むには女性の役割が余りに多すぎないか・・?

母や叔母たちが、自分たちは女性だからという理由で、大学に進学もできず、社会で仕事をすることもなく、レールに乗せられて結婚した、という、「選択の自由が無かった」事をずーっと残念に思っていたのを、側で見ながら、私は育ってきたのだ。

当然、私も従妹たちも、男性と同じように育てられて、時代の波と共にいわゆる高学歴の女性となった。

だから、自分の娘にはあえて言い続けることも無く、当然男女同権の感覚は受け継がれていると思っていたのだが・・。


娘が高校生の頃、進路を決める時に、「自分は将来、家庭の主婦になりたい」と言うのを聞いて、私は愕然となったのだ。

まあ、その当時私も、非常勤で音大に勤めてはいたものの、主婦のパートタイマーに過ぎなかったから、れっきとした「家庭の主婦」ではあったけれど。


でも娘は結局、大学では比較言語学を学び、高校の頃からITに取りつかれていた夢を果たして、現在はその分野で仕事をしている。


そんなわけで、現在36歳になった娘に私は、およそお見合いを進めた事も無く、自分でその気になれば結婚するもよし、と思っていたのだ。


それが、昨年の暮れに、「会って貰いたい人がいるんだけど」と言われた時の、あの嬉しさは、一体なんだったのだろう。

理屈も、主義主張も、消え失せて、それは単純に母親の悦びだったのだろうか。

そして、感慨は、

娘はやはり、「家庭の主婦」になりたかったのだ・・。

初心貫徹。

って、こういうときにも言うのかな?



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素敵な関係ですね

シシーマニアさん

Reiさん、こんにちは。

そちらのお嬢さんは、今月末ですか。テレビのアナウンサーをしていらっしゃるのですよね。そう簡単には、お仕事を辞めるなんておできにならないでしょうね。娘の口からも、仕事を辞めるという言葉は出てきません・・。
今、グリーンゲイブルズの写真に気づきました。お嬢さんも折に触れてご覧になっているから、「ウエルカムボード」の依頼になったのですね。素敵な関係ですね。

2015/05/04 10:49:17

それぞれの主婦像?

シシーマニアさん

マリーさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
良き伴侶を見つけたのは、親としては嬉しい限りです。
でも、主婦とは名ばかりなのかもしれません。新生活を始めてから、まだお料理は一度もしていない、と言ってましたので・・。私の世代の考える主婦像とはちょっとずれがあるのかも・

2015/05/04 10:30:13

おめでとうございます

Reiさん

私の娘も、今月末に結婚します。
よく仕事を辞められたものだと思っていたら、結婚後はフリーで仕事をするとのこと…
なんと、結婚式の翌日も仕事だとか!

私も、シシーマニアさんのように、自分の生き方は自分で決めるだろうと、ずっと見守ってきました。
でも、これからは、主婦としては先輩ですからアドバイスすることもあるのかな、と思います。

息子はまだなので、もし結婚するとなったら、どう感じるのでしょうか…?

2015/05/04 08:01:46

おめでとうございます

さん

良き伴侶を見つけられて本当におめでとうございます。
国民の祝日に入籍をしたなんて素晴らしい考えです。
日本中の人がお祝いしてくれるようではないですか。
大切なお嬢さんに幸あれと陰ながら祈ります。

2015/05/03 18:58:39

まさに、肩の荷が下りました。

シシーマニアさん

彩々さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
たしかに、息子の時とは全然嬉しさの内容が違いますね。おっしゃる通り「肩の荷が下りた」というのが実感です。仕事をする主婦は大変、というのが持論でしたが、このまま一人で年老いていくのはもっと大変だろうとも思っていました。
今は、親として、娘の幸せそうな表情がとても嬉しいです。

2015/05/03 17:10:28

おめでとうございます!

彩々さん

父親、母親にとって、娘の結婚ほど(息子より)
嬉しいものは無いと思います。

人生のパートナーを見つけ、共に歩いて行って
くれると思うだけで、肩の荷が下りたという
感慨深い幸せに浸れます。

今は女性が当たり前のように働き続ける世の中に
なっていますが、子を産み、日々育児に関わる
のは、いつの世になっても、やはり女性だからこそ
出来る仕事。
片手間では出来ない専門職だと思います。
一流の「家庭の主婦」を目指されるなんて、
素晴らしいことです。

2015/05/03 14:54:59

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