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吾喰楽家の食卓

二度目の国立演芸場 

2015年04月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、国立演芸場で、落語を楽しんで来た。
目当てはトリの九代目林家正蔵だが、特別なフアンではない。
彼は、初代林家三平の長男である。
こぶ平時代は、タレントとして活躍していたが、本業の落語の評価は低かった。
祖父の七代目林家正蔵の名前を継いだのを機に、古典落語に力を入れたそうだ。
近年、テレビで見かけることが少ないのは、本業に力を入れているからだろう。
林家正蔵を継いでから、先月で十年が経つ。
少しは巧くなったか確かめたいという、少し意地悪な気持ちもあった。

席について驚いた。
三百席あるうち、百席足らずしか埋まっていない。
前回の小遊三のときは、ほぼ満席だったのに。
それでも、噺が進むにつれ、場内の熱気はどんどん増して行った。
さすがに、トリの正蔵は中々の風格である。
芸の評価には関係ないが、テレビで見るより、いい男だ。
マクラも悪くない。
木久扇とのエピソードは面白い。
それにも、オチが付いていた。

「上席」(1日〜10日)は、事前には演目が解らない。
この日は、「転失気」、「時そば」、「野晒し」など、落語好きなら誰でも知っている演目が揃っていた。
正蔵は、「一文笛」である。
子どもの頃、ラジオで聴いているはずだ。
何となく覚えている。
勿論、落語は筋を知っていても面白い。
意外とさらりとこなしていたが、彼の語り口に合った演目だと思う。
別の機会に、じっくりと聴いてみたい。



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シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

夕餉の片付けが終わり、食後酒にカベルネソーヴィニョンを飲み始めたところです。

初代亡き後、こん平が一門を統率していました。
その彼が病気になり、正蔵は益々肩の荷が重くなったようです。

「一文笛」を終えたあと、座布団を外し、深く頭を下げ続けていた姿が、印象に残りました。

2015/04/08 18:28:02

努力家も、好きです。

シシーマニアさん

たしかに努力型に見えますね。
でも、お父さんの芸風を継がなかった様に、天才の継承は殆ど不可能ですよね。
きっと、正蔵は大成した後、沢山の弟子が育っていくのではないでしょうか・・。

2015/04/08 17:10:36

シシーマニアさんへ

吾喰楽さん

こんばんは。

今日は、早めの夕餉です。
今しがた、食べ終えました。
これから、コタツでちびちびと。

詳細は、後日、ブログに書きますが、上席の楽日を予約しました。
もう一度、正蔵を聴きたくなりました。
演目は、違うかもしれませんが。

私見ですが、談志や小朝は天才タイプですが、当代の正蔵は努力の人と思います。
実力が伴わない内に大きな名前を継いだので、その苦労たるやと推察します。

今日、知ったことですが、「一文笛」は正蔵が大事にしている噺らしいです。

2015/04/08 16:32:40

襲名

シシーマニアさん

美術館は、人が少ない方が好ましいけれど、舞台はやはり、共に楽しむ観客が居た方が高まりますよね。

歌舞伎でも、名前は役者を育てるなあと思いますが、正蔵も襲名で大きく育ったのでしょうね。

良い舞台を見ると、気持ちが豊かになりますね。

2015/04/08 14:37:22

喜美さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

先代林家三平は、前にも後にも、類似のキャラはいませんね。

次回の国立演芸場は、桂歌丸です。
出演者が一人少ないので、歌丸の持ち時間が長いのではと、期待しています。

2015/04/08 10:56:38

正蔵

喜美さん

父親のキャラが目立ちすぎたし
テレビに顔だしていないこともあるのかしら でもいい落語家で好きです
親のしつけまで少しのことでわかります

2015/04/08 10:28:33

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

今のところ、5月の国立演芸場は、予定していません。
国立劇場の歌舞伎は、公演自体がありません。
実は、地の利の良い池袋を、考えていたのです。
新宿の末広亭も、いいですね。
「コース料理」と「バイキング」ですか。
なるほど。

私は、意識して三平の芸風を払拭したと、確信しています。
正蔵を襲名するに先立ち、古典落語を50席覚えたそうですよ。

今回の「一文笛」は、原作者の米朝から、一対一で稽古を付けて貰っているんですね。

2015/04/08 09:58:21

マリーさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

圓生の「髪結新三」は、素晴らしいですよ。
雨の日には、パソコンで落語を聴くのもいいですね。

2015/04/08 09:37:34

料理に喩えると

パトラッシュさん

国立演芸場へは、何度か行きましたが、一度も満席ということは、
ありませんでした。
新宿末広亭辺りに比べると、安くてきれいで、快適であるにも拘らずです。

両者を私なりに、比較してみますと・・・
国立は「コース料理」、末広は「バイキング」と、喩えられるかもしれません。
じっくり料理を味わう向きには、コース料理の方が、よろしいでしょう。
しかし、途中の入退席は、ためらわれます。

一方の、バイキングは、好きな時に入り、好きなだけ食べ、
好きな時に退席出来ます。気楽です。そして料理も多彩です。

私の印象としては、国立の方が、やや堅苦しい感じがします。
もしかすると、その辺を、敬遠する落語ファンが、居るのかもしれません。

正蔵は、いい噺家になりました。
父三平の、アクの強さは、受け継ぎませんでした。
もしかすると、意識して払拭したのかも・・・

後学のために、一度末広にも、足を運ばれんことを・・・

2015/04/08 09:25:34

彩々さんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

前回の満席よりも、高座と客席の一体感がありました。

私の落語歴は、60年を超えています。
寝た子が起きたんですね。
今月は、この後、中席と名人会を予定しています。

2015/04/08 09:23:19

林家正蔵

さん

三分の一しかお客さんが入っていなかったなんて何とももったいない話。
確かにこぶ平時代はテレビではいじられキャラでした。

今日は雨降りで寒いので炬燵に入って髪結新三のCDでも聴きます。

2015/04/08 09:21:13

でも

彩々さん

興業的には入りが悪いと、テンションも

下がるのでしょうが…

客として、しっかり聴かせていただくという

姿勢が整って、お話も落語家さんのことも

じっくり理解できそうです。

また、嵌まりだしたのですか!?

2015/04/08 09:17:44

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

正蔵師匠が、「アッとホームな雰囲気」と、云っていましたよ。
高座と客席が一体になり、すごい盛り上がりです。

私の席は5列15番で、噺の半分は、私に話しかける感じでした。

月末の名人会(圓歌)は、チケットの発売を開始した翌日に、99%が売り切れです。

2015/04/08 07:57:18

厳しいですね

さん

おはようございます。

吾喰楽さんは、楽しんで来られたようですね。
昨日は、生憎の寒の戻りでしたが、1/3の入りでは、演じ手も哀しかったでしょうね。
それでも、来て下さった方に、芸を披露し笑を提供する。

私は、プロなら、常に満席かと思っていましたが、厳しいものです。

2015/04/08 07:46:39

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