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たかが一人、されど一人

未来への遺産 

2015年03月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨日は4週間ぶりで日大板橋病院に、このところ群馬大学や千葉癌センターでの医療事故が大きなニュースになっている。何故そんな事故が起きるのか、不思議で仕方がない。日大板橋病院にもそんな危険が潜んでいるかどうか、医学のことは全く分からないので、全面的に担当している先生と当該病院の医療システムを信頼する他ない。近くの開業医も含め、現在実に沢山のお医者さんのお世話になっているが、掛かっているお医者さんは皆名医だと信じている。個人的歴史の中では「患者は余計なことを言わず、私の質問にだけ答えていればいいのだ。」との台詞を吐いた医師もいて、この先生のところは2度とお世話になるつもりも無いし、多分藪の類だろうと勝手に分類している。「ビジネスで愛想が良過ぎるのは自分の仕事に自信が無いせいだ。」と言った先輩がいたが、そうは思わない。特に医療なんてものは物の売り買いと異なり、医師のと患者の協力で目標を達成していくもので、医師の措置よりアドバイスのウェイトが大きな意味を持っている。従って患者に対してつっけんどんな医師では、スムースなコミュニケーションが成り立たない筈で、どんなに偉そうな肩書きを持っていようと名医の範疇に入れない主義である。幸い今お世話になっている先生方とは何方とも機嫌良くお付き合いが出来ている。茶飲み話に「あの先生は大したことが無いだの、あの病院は如何なものか」と言ったことも耳にするが、そこで診療中であっても気にしないことにしている。また、嘗て親からは、医師に掛かってよく見てもらうには付け届けが必要と教わったが、未だに請求金額以上に金品を払ったりしたことが一度も無い。そんなことで、いつも通りの診察や今後の予定などが決まった後で、急に先生から「ところでお願いがあるのですが、聞いて頂けますでしょうか?」大変丁寧な質問があった。診察している医師から一体何事か?と一瞬不思議に思ったが、聞いてみると大したことではない。この病院が参加している研究の為に血液を使わせてほしいだけのことだ。それもたったの7cc4週間後次回の採血検査時に試験管1本余計採血させてくれとのこと。いつもの検査時にが何cc採血しているか知らないが、試験管数本に分けているのは知っている。その本数が1本増えるだけだから勿論否は無い。医師から見れば患者は飯の種かもしれぬが、医師から丁重にお礼を言われたのは初めてだし変な気分だ。あとで気が付いたのだが、この研究について待合スぺースにもポスターが張ってあり、診療後訪れた別室で詳しい説明も受けた。それが本日のタイトルに繋がる。未だ研究は緒に就いたばかりのようで、恩恵に浴することはできないだろうが「オーダーメイド医療」である。先生からの説明にもあったが、同じ薬でも人に依って効く人と効かない人の個人差があることは実感している。将来はDNAの解析などで、この個人差を取り込んだ医療を確立すことを目標に研究が始まったらしい。現在は第3期(2013年度ー2017年度)で、既に20万人のデータが蓄積され始めているようだ。研究機関は東大医科学研究所と今や悪名が少し高くなった理化学研究所、日大の他に11の医療機関が協力する大型プロジェクトで文科省の研究委託事業だそうだ。家族を含めかなり詳しい病歴や生活態度などについての質問があった。勿論データは匿名化されてしまうので、個人の治療に役立つことはないし、そんな医療がいつの日に実現するのか分からない。しかし、我が血の一滴が未来への医療に役立つと思うと、社会貢献の薄い身としては些か役立つことが出来たとの思いで、満足感を覚えることが出来た病院通いだった。

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