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昭和2年生まれの航海日誌

彼岸の落日 

2015年03月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 スウェットシャツでプレイをし始めたが、1ラウンドしている中に
背中が熱くなってきた。
 小休憩して、花壇の菜の花に近寄った。

 
 蜜蜂が来ていた。
 傍に一握りの麦を撒いたものだろう、威勢よく伸びて、麦秋を
子供のころ過ごしただけに、嬉しくその心ずくしに謝した。

 帰りがけ林道に入ると、オオシマザクラ、ソメイヨシノは、薄赤い
花弁をのぞかせていた。
 高い二セアカシヤも梢に若葉が伸びている。

 夕刻、西の空が明るいので、浜に出た。
 太陽がちょうど真西に沈む頃だった。 
 港内は、波頭も立てずのたり、のたりの春の海だった。
  
  
 視界がよく、明石架橋の橋梁が望見できたが、太陽の輪郭は
鮮明ではなかった。 本当は”春分の日”に撮りたかったのだ。

 春ではない夏に向かっているのだと勝手に思う。好きな夏が
来るのだ。
 でも、少し淋しさがこみ上げてきた。
 ついこの間、弟が逝ってしまったのだ。元気な姿だけが浮かんで
くるのが辛い。

 歳ではないか、と云われればそうだけれど、俺はそうではない。
 太陽も必ず沈む、生ある人間にとっては当然のことであろう。

 やがて、必ず沈む!
 こんな想いをするために夕陽を見に来たのではなかったのに。

 明日は、採血検査を受ける。
 今夜は飲酒をやめるつもりでいたのだが、果して。
 飲んでもいいが、体には気を付けよと聞こえてきた。
 
 彼岸の日没は、仏教徒だ”南無阿弥陀仏”を唱えることにしよう。
 

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