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たかが一人、されど一人
成程と思った「悪の凡庸さ」
2015年03月20日
テーマ:テーマ無し
今朝届いた高校時代の古い友人のメールで、教えられて感銘したことがある。簡単な書評が書いてあったのだが、カタカナで書かれた言葉が書名なのか著者名なのか分からなかった。実にお恥ずかしい限りの話で、ネットで調べてやっと人名であることが分かった。ドイツ系ユダヤ人でアメリカ人(外国にはこういう複雑な国籍表示をする人が多いな)の高名な哲学者だそうだから知っている人も多いことだろう。女性の固有名詞で「ハンナ・アーレント」。いつも軟らかめの本ばかりしか読まぬ身としては、友人がどうすれば哲学なんて難しい書物を読む気になるのか、羨ましくもあるが不思議でもある。彼女の著作を図書館で借りるにも荷が重そうなので、ネットを見ていくと、一昨年に「ハンナ・アーレント」と言う映画公開されて、中高年層で結構評判になったようだ。その概略を読んだだけだが、成程彼女の言う事は説得力がありそうだ。映画はハンナ・アーレントが、イスラエルのモサドに捉えられて裁判にかけられたナチスの戦犯アイヒマンの裁判を、エルサレムまで行って傍聴して「エルサレムのアイヒマン」を上梓する。中で本当にこんな男が罰に値するのかみたいことを主張したらしい。その結果ユダヤ人の友人やコミュニティから非難されても、思考を止めずに主張を続ける彼女の姿を通じて、思考することの重要さを訴えます。と書いてある。彼女が言いたいのは「悪の凡庸さ」。初めて聞く言葉だったが、目から鱗の気持ちもあって今日のテーマにさせてもらった。要するにアイヒマンなんて自分の考えをまとも持てない馬鹿な男ではないか、と指摘したようだ。この映画の解説にこんなことが書いてあった。以下は作家の小野正嗣さんと言う方の感想である。「自分の考えとは違うけど、組織の中では『できません』と言えないことがたくさんある。組織の論理に従っているのです。この時代に限った話ではない。日本の戦争だってそうやって行われていますし、いま国会を通ろうとしている秘密保護法案だってそうでしょう。安倍政権の論理からすれば、これを通すのがいいとされる。あなたはアイヒマンではないですか、とこの映画は問いかけているのです」たとえば、東日本大震災で露になった原発の問題もそうではなかったか。環境のため、安定した電力供給のため、コスト削減のため、と信じて推進してきた原発の恐ろしさを震災が起こってはじめて考えるようになった。かと思えば、事故から3年近くが過ぎたいま、経済問題を理由に再稼働や原発の海外輸出に舵を切る動きが出ているのは、アーレントの言う「思考停止」に他ならない。「東電の人たちも、マニュアルに沿ってやってきたところで、あの事故があった。アイヒマンに重なるというのは言い過ぎかもしれませんが、いいと思ってやってきたことが想定外の事故につながるというのは、誰の身にも起こり得ることでしょう。震災以降の『一致団結』という流れに、嘘くささを感じているからこそ、この作品に共感するのだと思うのです」凡庸な人間い政治を任せておくと、とんでもないことが起きても不思議はない。全く同感だ。
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