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小さいおうち 

2015年03月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「小さいおうち」。
テレビ朝日系で2015年3月1日(日)21:00〜放送。
2014年1月に観た時の感想文。

山田洋次監督が中島京子の直木賞受賞の
ベストセラー小説を映画化。

チラシのキャッチコピーは
”小さいおうち”で起こった、ひそやかな恋愛事件。
秘められた真実が、
60年の歳月を超えて、紐解かれていく…”

まぁ〜、下世話風に言えば、
”家政婦・タキは見た、奥様の不倫”と
なるのでしょうが、山田洋次監督の
ラブストーリー初挑戦の作品ですから、
上品に仕上がっています。

ストーリーもさることながら、昭和10年頃の
家具や小物が何か懐かしく温かく感じ、
その日常生活の中で若奥様・松たか子の着物姿での
立ち振る舞いが楚々として印象に残りました。

昭和11年。田舎から出て来た
純真な娘・布宮タキ(黒木華)は、
東京郊外に建つ少しモダンな、赤い三角屋根の
小さな家で、女中として働きはじめた。

そこには、若く美しい奥様・平井時子(松たか子)と
玩具会社常務で旦那様・雅樹(片岡孝太郎)。
そして可愛い坊ちゃん・恭一が、穏やかに暮らしていた。
しかしある日、デザイン部門の
新入社員・板倉正治(吉岡秀隆)が現れ、
奥様の心があやしく傾いていく。
タキは複雑な思いを胸に、その行方を見つめ続けるが...。

それから60数年後の現代。晩年のタキ(倍賞千恵子)が
大学ノートに綴った自叙伝には、
「小さいおうち」で過ごした日々の記憶が記されていた。
遺されたそのノートを読んだ親類の荒井健史(妻夫木聡)は、
秘められ続けてきた思いもよらない真実に辿り着く...。

タキが死んだあと出てきた未開封の手紙。
何故、彼女は時子から預かった手紙を
出征していく板倉に渡さなかったのか?
これはこの映画のポイントですから
この点に留意して見てくださいね。

監督がこの映画で伝えたかったのは、
どんな家庭にも秘密があること、
そして、市井の庶民が否応なしに戦争に巻き込まれ、
家庭が壊れていく様子を淡々と描いています。
深読みすれば、一種の反戦映画ですね。

P.S
黒木華は第64回ベルリン国際映画祭で
最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。



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おはようございます!

yinanさん

明かりさん、

私も記憶力が悪く、ディティールは覚えていないです。
それで、放送があると又、
思いだしながら一生懸命みていますから、
何をかいわんやですね。

帯の位置を覚えていらっしゃるだけでも素晴らしいです。

Reiさん、

原作も読まれていますか、
それでは、より深くこの作品を
理解されていらっしゃるでしょう。

私が黒木華という俳優の名前を認識したのは
『舟を編む』でした。
この映画で起用されたのは
「クラシックな顔立ち」が決め手とありましたが、
そう言えばそうですね。

2015/03/02 08:00:12

心に残りました

Reiさん

この作品は、原作も読み、映画も観ました。
昭和という時代が、丁寧に描かれていますね。

戦争によって、平和な家庭が崩壊していく…
私もyinanさんのように、ある意味反戦映画な…とも思います。

黒木華さんは、とてもよかったと思います。
以前テレビドラマで、意地悪な役をしていたので、ずいぶんイメージが違い、色んな役がこなせる女優さんだな、と思いました。

2015/03/01 15:46:08

鑑賞力なくて…

さん

つい最近見たような気がするのに、私が覚えているのはほんの少ししかないです。
松さんと吉岡さんとの浮気を、
帯の模様の位置で察した黒木さんの場面。
黒木さんが素敵だったこと。
お書きの「思いもよらない真実」についても、
今は思い出せません…
私には☆3つ半ほどの理解度だったのですねきっと。

2015/03/01 14:08:06

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