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映画が一番!

繕い裁つ人 

2015年02月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は上映中の「繕い裁つ人」。
原作は池辺葵で同名コミックを映画化したヒューマンドラマ。

朝一番だったので観客は30名位、その中で男は私一人。
タイトルからして、男向きの映画ではないのですが、
中谷美紀ファンの私とはしては見逃せません。

キャッチコピーは
”南洋裁店。頑固な二代目店主が、
    “人生を変える一着”を仕立てます”。

神戸の街を見下ろす坂の上にその店はあった。
古びた洋風の一軒家には「南洋裁店」という
小さな看板が風に揺れていた。

物語は藤井(三浦貴大)が
坂を登ってくるクローズアップしてくるシーンから始まる。
この坂のシーンとか、市江が窓に向かってミシンを踏む
後ろ姿のシルエットはまるで印象派の絵画のようでした。
三島有紀子監督の感性でしょうね。

百貨店の営業・藤井が南洋装店の市江(中谷美紀)を
度々、訪ねては彼女の作品をブランド化を
提案し続けているのだが、断り続けられていた。

”あなただけの特別な一着”に固執する市江に
ブランド化してネットショップ販売を企画する藤井との
絡みに加えて、一代目が作った服の仕立て直しと
サイズ直しにくるいろいろなお客とのエピソードを
交えて物語は展開していきます。

藤井はめげずに市江を説得のために訪れる。
”考えて頂けましたか?ブランド化”
”お断りする気持ちに変わりはありませんわ”
”作業スペースもスタッフも十分そろえられますよ”
”家の作り付けのミシンでないとつかえないんですの”
”もったいないと思いませんか、
      その技術を伝えないでおくのは”
”そんな…、今日明日死ぬでもなし”

しかし、藤井の
”単に挑戦するのが怖いんじゃないんですか、
 変化を恐れてるだけじゃないんですか”、
自分がデザインしたドレスを作りたいはずという
藤井の言葉が、市江の心を動かす……。

アクション大好きの私ですが、
偶にはこのような、時間がゆっくり流れる
淡々とした映画もいいですね。

市江の南洋裁店は、
兵庫県川西市にある旧平賀邸を撮影に使用。
外部だけでなく、室内も使用されていて、
時間が止まっているような部屋の佇まいの中に市江が
溶け込んでいる場面は本当に一幅の絵のようです。

勿論、「仕立て屋」の映画ですから、
登場する、鮮やかで美しい洋服にプロの職人の手捌きには
ユニクロ専門の私にもその技術の素晴らしが判ります。
市江がTPOに合わせてのスカーフやマフラーを
コーディネートした洋服も素敵だったし、
神戸の街をオールロケした街並みも良かったなぁ〜!

主題歌は平井堅「切手のないおくりもの」。



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おはようございます♪ヽ(o^─^o)ノ

yinanさん

SOYOKAZEさん、

落ち着いた画面のカラーといい、建物と
一昔前の時代だと映画を観ていて、そう思いましたね。
そう足踏み式の古いミシンです。
リズミカルに動き、音を奏でるミシンももう一人の主役のようでした。

もの余りの今の時代に、「仕立て直し」はリサイクル屋さんですが、
時代と共に消えて行く商売でしょう。
市江と同じ仕事をしている
テーラー橋本(店主:伊武雅刀)は店仕舞いを考えています。

ただ、藤井が消えていかないようにブランド化を勧めるのも
新しい時代に適応するようにとのアドヴァイスでしょう。

タンポポさん、

地元の映画ですから、ぜひお出かけ下さい。
神戸女学院は三島監督の母校で、
市江と藤井が利用する図書館は、
この母校で撮影されています。

夜会の会場は神戸市内の
神戸どうぶつ王国(旧神戸花鳥園)で
市江のなじみ客が、
市江が仕立てた服を着て踊る様子は優雅で
普段の生活とは違って、1年に1度、
変身して踊るという発想はいいですね。

2015/02/12 09:22:55

観たい作品です

さん

当市にある、神戸女学院でも撮影がありましたし、夫が通う近くで「夜会場」の撮影がありました。

「阪急電車」の中谷美紀さんですしね~観たいと思っています。

2015/02/11 22:32:20

現代?

さん

yinanさん こんにちは。

ネット販売とか聞けば現代の話しだと思いますが、写真を見ると、昔にタイムスリップしたみたいです。

洋館もミシンも。
古い機械油を時々注す、あの足踏みミシンのようですね?

地味な映画ですが、せわしない現代だから、こんな作品もほっとできてよいですね。

2015/02/11 15:08:25

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