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オリエント急行殺人事件 

2015年01月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:シニアライフ

ヘミングウエイの「陽はまた昇る」という小説が映画化されたのを、若い頃に、テレビで見た記憶がある。

主人公の、エヴァ・ガードナーの着ていた真っ赤なプルオーバーが強烈で、似た様なデザインの物を見つけて買い求めた事があった。

おぼろげな記憶によると、彼女が着ていたのは、上着の裏地とプルオーバーがお揃いで、輝く様な朱色だった。

その当時、私は黒が好きで、黒のスカートとセーターの上下とか、黒と白のストライプ等を好んで着ていたものだった。

何を着ても、若さがカバーしてくれていた頃の話である。

それからは、ここぞという時には、黒のスカートに合わせて必ず真っ赤なプルオーバーを着る様にしていたので、男の子たちからは、「ルーレットかい?」とバカにされたけれど、仲の良い友達は「スタンダールね!」と言って、持ち上げてくれた。


「オリエント急行殺人事件」のイングリッド・バーグマンから、連鎖的に「凱旋門」の映画が蘇ってきて、その時に朱色を身につけた彼女を見た気がしたのだが、ネットでググってみたら、それは「陽はまた昇る」の、エヴァ・ガードナーだという事が、簡単に判明した。

凄い時代である。


「オリエント急行殺人事件」の映画は、今は亡き従弟が試写会に連れて行ってくれたのだった。

銀座のヤマハホールだっただろうか・・。

その時、「イングリッド・バーグマンが出ている筈なんだけど・・」という、従弟の説明だったのに、私には彼女を見つけ出す事が出来なかった。

それ程までに、名演技だったのだろう。

ネットで検索してみたら、その映画で彼女は、アカデミー助演女優賞を獲得しているらしい。

今回、その役を、アナウンサーだった八木亜希子さんが演じていたのも、三谷作品のオリジナリティかも知れない。

イングリッド・バーグマンの演技を覚えている人たちに、誰が演じたところで納得させるのは難しい。意外性を狙ったのだろう・・。

私の中で、最も印象に残ったのは、杏の演じる伯爵夫人。

映画版では、余り大きな性格は与えられなかった様に思うけど、あの伯爵夫人は愉快だったなあ。

それに、二宮和也扮する秘書。

そして、車掌の西田敏行。

数え上げれば切りが無いけれど、配役に関しては「あてがき」なのだろうか、どの人をとっても素晴らしい。

寺島純子の、「私は一度、喜劇を演じてみたいと思っていました・・」

この場面はたしか、映画版にも出てきた様に思うけれど、彼女だからこそ言える台詞である。

今日、早速AMAZONで注文したDVDが、明日配達された後に、どの程度自分の記憶が正しかったか、確認するのは中々の楽しみである。



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DVD版は、豪奢でした

シシーマニアさん

Rieさんこんばんは

コメント有難うございます。
三谷作品は、登場人物達の掘り下げ方が素晴らしいですね。特に二晩目は殆ど彼のオリジナリティだったのだと思いました。今はまだ、原作を手に入れてないので、断言はできませんが。
DVDは、役者の顔ぶれが豪華ですし、やはりクリスティには英語の名前と、背景が似合います。

2015/02/03 21:48:02

遅くにコメントすみません

Reiさん

私も三谷幸喜のオリエント…興味深く観ました。
彼なりの作品になっていましたね。
日本版にするとこうなるのかと思いました。

それぞれの個性がうまく光っていました。

DVDを注文されたとは…それは楽しみですね。

2015/02/03 13:57:49

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