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独りディナー
ウィーン・フィルの響き
2015年01月14日
テーマ:ウィーン
私が、一人で音楽三昧の旅を企て始めた頃。
当時、非常勤で教えていた私大での先生仲間に、海外の情報に詳しい人が居て、私の旅行の為に、オペラ座のスケジュールやウィーン・フィルの日程などを調べてくれた。
その中で、ワグナーの「ローエングリーン」モーツァルトの「フィガロの結婚」プッチーニの「トゥーランドット」は、出演者たちの顔ぶれが魅力的だったので、チケットを予約する為に、手紙をまずオペラ座に送ってみた。
まだその頃国立オペラ座は、ネット予約のシステムを導入していなかったのだ。
有名なコンサートホールの楽友協会は、アドレスがわかったので、メールでウィーンフィルの特別演奏会のチケットを申し込んだ。
担当者の個人名で、丁寧な返信メールがすぐ届いた。
その予約が完了して、改めて航空券も予約した。たしか、成田を12時頃に出発すると、当日の夕方にはウィーンに到着する直行便だった。
木曜日に着いて、翌日は一日ゆっくり休んで体力を温存。
土曜日の午後に、ウィーン・フィルを聴きに行った。
ウィーン・フィルの母体は、国立歌劇場のオーケストラなので、国家公務員である彼らの仕事は基本的に毎晩歌劇場で弾く事であり、オーケストラとしてのステージ上での演奏会は、通常昼間に行われる。
定期演奏会はじめ、お正月にNHKでも放映される「ニューイヤー・コンサート」も開始時間は午前中である。
まあ現在は、習慣も変わってきているらしいけれど・・。
その日の演奏会の最初の曲は、リヒャルト・シュトラウスの「メタモルフォーゼン」だった。
初めて聴いた、サイモン・ラトルの指揮。
世界一と謳われる楽友協会黄金ホールの名器の様な音響の中で、その豊かで匂い立つような弦の音色は、私をまるで大きな共鳴ボックスの中に誘い込んでいくかの様であった・・。
数十年来、再訪する日を待ち望んでいた私の期待を更に大きく包み込み、ウィーンフィルの響かせる独特の音色は、改めて私を静かな感動へと導いてくれたのだった。
その日の夜、オペラ座では「ローンエングリーン」の公演があった。
同じ日に続けて二股は、ちょっと欲張りかなとは思ったのだけれど、演奏会が終わってみると、歩いて10分くらいのオペラ座に、何と大勢の人々が足早に向かったのは心強かった。
しかも、オーケストラ・ピットを覗いてみれば、先ほど楽友協会で演奏していた顔ぶれの多くが、早くも自分の持ち場に座って演奏の準備をしていたのだった・・。
なんて、タフな人達なんだ。
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最高でした・・。
喜美さんへ。
いつもコメントありがとうございます。
響きはやはり、ホームグランドで聴くのが最高ですね。
楽友協会ホールはウィーンフィルと共に、そしてウィーンフィルは楽友協会と共に、お互いに築き上げてきた響きですから、他の場所で聴くのとはやはり違います。
来日公演で聴いた時に、つくづく思いました。
2015/01/14 19:52:43